さいころセミナー
ビジネスや日常生活で役立つ心理学研究の知識・ノウハウを分かりやすく紹介します。
2012年06月24日(日)13:30~16:15
「性格の心理学」
場所:中生涯学習センター 第3集会室
(地下鉄「上前津」下車6番出口より南へ約250m)
参加費:500円(会場費+資料代)
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2012年05月18日

フェイスブックの最新事情

フェイスブック使用.jpg

海外の調査ですが、フェイスブックについての新しい調査結果があるのでご報告します。


フレンドについて

この調査によるとフレンド数の平均は229です。日本のユーザーの平均フレンド数よりも多い印象はありますが、他の研究を見てていてもだいたいこの位の数です。

ちなみに年齢ごとのフレンド数をグラフにしました。

フェイスブックフレンド数.001.jpg

これを見て分かるように若者の方がフレンド数が多いことが分かります。一般に知人の数は年齢を重ねるごとに増えていくのですが、フェイスブック普及率は若者の方が多いと考えられますし、若者の方が気軽にフレンド申請をしているかもしれません。また、平均では、月に7人がフレンドとして増えていきますが、これは使い始めた時期にも依存するので、あまり平均の意味がないかもしれませんね。


フェイスブックユーザーの行動

フェイスブックユーザーは1日に
・平均して15%が、自分のステータスを更新します。
・22%が他人のステータスの更新にコメントをします。
・20%が他人の写真のアップにコメントをします。
・26%が、”いいね”をします。
・10%が他人にメッセージを送ります。

ちなみに、男性は月に6回状態の更新をするのに対して、女性は21回更新をします。男性の方がより仕事で高い位置を占めていてフェイスブックどころじゃないのか、性別によってオンラインでの自己開示傾向が違うのかは分かりません。

また、若者の方がステータス更新頻度は高く、18-22歳では13%が1日何度も更新しているのに対して、23-35歳では7%、36-49歳では4%となっています。これは私たちの感覚にはあうことですよね。

ちなみに5%以下のユーザーは自分のタイムラインを他人に公開しない設定にしています。


この記事は、"PewResearchCenter PublicationsのFacebook: A Profile of its 'Friends"を参考に書きました。英文ですが、他にも様々なデータが載っています。


(文・絵: やまざきしんじ)

2012年05月17日

タイガー・ウッズから物を買いますか?

店員がタイガー・ウッズに似ていると、お店から物を買いたくなるでしょうか?有名人に似ていると得なことはありそうですが、タイガー・ウッズに似ている場合は微妙かもしれません。


ウィスコンシン大学マジソン校のRobin TannerとAhreum Maengの研究は、タイガー・ウッズの顔をモーフィング(コンピュータ処理をして2つの顔を混ぜ合わせるもの)すると、消費者にどのような反応があるかというものです。

この研究の中の1つの実験は319人の学生を対象としたものです。

まず、元画像のセールスマンの写真がありますが、これに35%だけタイガー・ウッズをブレンドしたものと、タイガーと同じくらいの年齢で魅力度の別人の男性を35%ブレンドしたものの2つの画像を用意します。

タイガー顔は高評価.003.jpg

上の画像の赤い四角の2つの画像が、タイガー・ウッズブレンドと、別人ブレンドの2つの顔です。真ん中の画像はいわれてみれば、タイガー・ウッズに似てなくもないなー、といったレベルじゃないでしょうか?


そして、まず167人の学生を対象としてこのセールスマンから買いたいかを、+5(ぜひ買いたい)から、-5(絶対買いたくない)までの11段階で評価してもらいました。ちなみにこれは、タイガー・ウッズのスキャンダル(不倫騒動)の前に評価したものです。

タイガー顔は高評価.001.jpg

結果を見て分かるように、タイガー・ウッズに少し似ているサラリーマンからは商品をより買いたいと評価されます。



次に、タイガー・ウッズのスキャンダルの3ヶ月後に残りの152人が同様に評価をしました。

タイガー顔は高評価.002.jpg

これを見ると分かるように、スキャンダル後はタイガー・ウッズに似ているセールスマンからは買いたくないと感じているようです。


この実験自体はとても面白いものだと思います。たまたま評価の途中でスキャンダルが起こったからできたもののようです。


さて、この実験は何を示しているでしょうか?写真を見て分かるように、タイガー・ウッズに似ていると言われないと分からないような程度でも、好感度に評価するということです。これからはCGやモーフィングなどを駆使して、消費者が分からないようにタレントの顔などと合成することで、知らない間に好感度が上がるようなマーケティング行われるかもしれませんね。


(この記事中の写真は論文から引用しました)

この記事は以下の論文を参考にしました。
Robin TannerとAhreum Maeng, 2012, "A Tiger and a President: Imperceptible Celebrity Facial Cues Influence Trust and Preference.", Journal of Consumer Research, December 2012, DOI: 10.1086/665412

(文: やまざきしんじ)
posted by さいころ at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 消費者行動

2012年05月16日

クリエイティビティは静寂から生まれない?

創造性にはノイズ.jpg

読書をするのに電車の方がはかどる人は多いのではないでしょか?また、仕事も静かすぎる会社よりも、カフェなどの方が集中できるという人もいるのではないでしょうか?

今回は、クリエイティビティという視点から見て、どういう環境で仕事をするのがいいかを見て行きましょう。


イリノイ大学のRavi Mehtaらの研究によると、周囲の雑音がクリエイティブな認知に影響を及ぼします。これは、当たり前に思えますよね。直感的には静かな方が集中して、クリエイティブになれそうです。あれれ?電車やカフェも集中できそうです。正解はどっちでしょうか?

この答えは、研究によると、ほどよい雑音がクリエイティブな問題解決に役立ちます。

研究によると、70デシベル程度の高速道路を車で走っている位の雑音が、クリエイティブな作業を一番はかどらせるようです。一方、85デシベルの、大きな道路の横にいる騒音レベルでは、情報処理のプロセスを邪魔してしまうのか、クリエイティビティを損なってしまいます。

このことは、ほどよい雑音が思考プロセスに影響を与え、集中しすぎない”自分の箱から出る”思考を助けるためと考えられます。しかし、雑音が大きすぎると、思考自体を邪魔してしまい、クリエイティビティを損なってしまいます。


さらに、雑音は自分のクリエイティビティを高めるだけでなく、よりクリエイティブな商品を選択させる効果があるようです。クリエイティブな商品を売る場合には、静かな場所ではいけないようです。

ただ、お店の場合は、ノイズのレベルが高い方が顧客を興奮状態にして冷静な思考を麻痺させるという効果もありますし、またブランドイメージとの兼ね合いもあります。


言われてみれば、集中しすぎるとクリエイティビティが損なわれるというのはありそうなことですが、静かなところよりも少しざわついたところの方がクリエイティブになれるというのは面白い結果ですね。

この記事はイリノイ大学の”Research: Too much, too little noise turns off consumers, creativity”を参考に書きました。


(文・絵: やまざきしんじ)

2012年05月14日

新しいお店の設計方法

ウェイティングスペース.jpg

ミズーリ大学のSo-Yeon Yoonらの研究は、レストランでお客さんが待つウェイティングスペースのデザインに関するものです。ウェイティングスペースは狭くすればそれだけ、お店側のコストは下がります。しかし、狭くすることで顧客の満足度は当然下がってしまいます。これをデザインで解決することで、より満足してもらえるようになります。それではどのようにすればいいのでしょうか?


この研究で分かったデザインのポイントは以下の3点です。

・ウェイティングスペースの壁は、曲がっているか、曲がっているように見えるようなデザインをすること。四角いスペースよりも、外からウェイティングスペース全体が見づらいため。
・いくつかのウェイティングスペースを用意する時、可能ならば、レストランでの別々の端に用意するように。
・ウェイティングスペースを植物や装飾品などで、レストランから分けて、混雑しているように見えないようにする

つまり、デザイン上プライバシーに配慮することです。混雑している感覚は人を覚醒状態にしてしまうので、ウェイティングスペースのデザインとしてはリラックするようにするのです。


この研究の面白いのは、YoonらはCGを使ったバーチャルリアリティで行ったことです。これからは、お店のデザインではCGモデルを作って、オンラインで募った評価者に見てもらって最終決定をするなんてことも増えていくんでしょうね。


Balakrishnan-iLab-presentation-1.jpg
(上の写真は参考URLとしてあげたミズーリ大学での研究の写真です)

この記事はミズーリ大学のImproved Waiting Area Design Increases Customer Comfort, MU Study Findsを参考に書きました。


(文・絵: やまざきしんじ)
posted by さいころ at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 消費者行動

2012年05月13日

もっと細く、もっと美しく

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多くの女性は、自分の身体に満足していません。メディアや友人から「もっと細く、もっと美しく」というプレッシャーがあり、病的なまでに痩せたり、適切な食事をとらないということまで発展することもあります。

アリゾナ大学のShannon Snappは、2つの大学での301人の大学1年生を対象とした調査をしました。

この調査では、家族のサポートがあること、家族・友達・メディアからの細くならなきゃというプレッシャーが弱いことが、細く美しくという願望を減らし、自分のボディイメージの評価をポジティブにし、ストレスに上手く対処できることが分かりました。


もっと細く、もっと美しくというプレッシャーは巷にあふれています。そして、女性は自らの細さと美しさの渇望に上手く対処しないといけないです。特に最近は、「**歳に見えない」ということだけがウリの人が健康食品の宣伝したり、フォトショップで修正した非実在モデルの広告写真を目にすることが多いですからねー。

また、私たちは見た目だけで他人を評価してしまうということをついつい行なってしまいますが、それが女性を苦しめてしまいます。この結果を見ると家族や友人が大事なんですね...ちょっと反省。


この記事は以下を参考に書きました。
Springer Science+Business Media. "Self-worth needs to go beyond appearance, experts say." ScienceDaily, 9 May 2012. Web. 11 May 2012.

(文・絵: やまざきしんじ)
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2012年05月10日

幸福になったら、それをキープ

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人はどうすれば幸福になれるのでしょうか?


これは、経済学にとって大きなテーマであると同時に、最近では心理学にとっても大きなテーマです。

ミズーリ大学のKennon Sheldonとカリフォルニア大学リバーサイド校のSonja Lyubomirskyが481人の大学生を対象として、幸福についての研究を行いました。

この研究では、最初に被験者の幸福度を調査して、6週間後に彼らの生活での最近のポジティブな変化とそれが幸福にしたかを調べました。さらに6週間後に、その幸福度の向上が続いているかを調べました。すると、ほとんどのひとは、幸福度の向上は続いていませんでした。

どういうことでしょうか?


幸福度は、新しいパソコンを買ったり、恋人ができたりすると向上します。しかし、やがてそれは薄れていきます。古いパソコンから新しいパソコンへの変化は、最初の1週間もすれば、もはや新しいパソコンが当たり前になり、新しい恋人とのデートも次第に「もっといい人」に憧れたり、「この人でもいいけど、もっとここを直せばいいのに」と勝手にハードルを上げてしまって、幸福度の向上が薄れていきます。


それでは、幸福度を常に向上させるために、常にお気に入りのものを買うという戦略はアリでしょうか?

きっと、お気に入りの靴をどんどん買っていけば、そのうち家に革靴が50足も溜まるでしょうが、きっと幸福度はそれほど上がりません。


Sheldonの提唱するHedonic Adaptation Prevention (HAP) モデルでは、この幸福度の向上を出来るだけキープするヒントをくれるかもしれません。

ヒントとしては、幸福度を上げてくれたイベントを再評価する、また様々な面を見るというものです。ざっくり言えば、靴を買ったら、買った靴を履いて外出をしたり、靴を磨いたり、その靴メーカーについて書かれた雑誌のバックナンバーを読み返すといったことでしょうか?

もちろん恋人が出来た場合は、その恋人について考えたり(言われなくても考えていそうですが)、二人でネズミの国や日本昭和村へデートに出かけた時のことを妄想したり、二人で行ったフレンチレストランについて思い返すといったことが考えられます。


人の幸福度の向上はほっておくと、日常状態に戻っていってしまいます。この戻るのを防ぐのが、再評価というプロセスになります。


この記事はミズーリ大学のHappiness Model Developed by MU Researcher Could Help People Go From Good to Greatを参考に書きました。


また、以下の論文を参考にしました。
Kennon Sheldonら,2012, "The Challenge of Staying Happier: Testing the Hedonic Adaptation Prevention (HAP) Model", Personality and Social Psychology Bulletin, 2012; 38 (5): 670 DOI: 10.1177/0146167212436400


(文・絵: やまざきしんじ)
posted by さいころ at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | メンタルヘルス/幸福

2012年05月09日

1万時間が天才を生む

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天才になるには1万時間というのはよく言われています。

1万時間の練習を積むことで、1つの分野で習熟し、天才になることが出来ると言われています。1万時間というのは、1日3時間を10年間続けるということです。もしくは1日10時間を3,4年間でしょうか。実際に、マルコム・グラッドウェルの「天才」という本を読むと、天才は才能でなく、努力(と運)であるという印象を持ちます。

もちろん、どんなことでも1万時間をすれば天才になれるというわけではありません。様々なスポーツでは、いくら練習してもあまり上手くならない人がいると思います。これは、適切な練習方法をしていないというのがあります。上達するには、高い目標を持って練習をしないといけません。自分のベストのパフォーマンスの10%増を目標として日常から練習する必要があります。このような練習の質がなければ、単純に1万時間を重ねてもあまり意味はありません。

(タイムを測る競技の場合は、過去5回〜10回の平均タイムと最高タイムを計測して、次からは平均しても以前の最高タイムが出るように目指します)


もちろん、天才と言われるためにはこれだけで十分とは言い切れません、競技によってはたくさんの競技者がいますし、一人だけで練習できる競技もあれば、同レベルの対戦相手がいないと上達しない競技もあります。

また、天才が主観で決められるもの(例えば小説家や音楽家)の場合は運も必要となりますし、むしろ運の要素が大きいものもあります(たくさん応募するとか、編集者と仲良くなるなどの運を引き寄せる方法もありますが)


天才が1万時間で創られるかは分かりませんが、周りに才能のある人がいる競技で、スキルを伸ばすような練習方法を行なっていけばその道の第一人者になれそうですね。


(文・絵: やまざきしんじ)


人気のビジネス書作家マルコム・グラッドウェルの本です。是非一読してみてください。


タイトルはパクリっぽいですが、内容も似ています。そして、この本もとても面白いです。天才の続編として是非読んでみてください。


2012年05月08日

フェイスブック中毒の尺度

フェイスブック中毒.jpg

あなたは、ソーシャルメディア中毒ですか?

今日はフェイスブック中毒尺度についての研究を紹介します。これは、男性196人、女性227人の計423人を対象としたノルウェーのベルゲン大学でCecilie Schou Andreassenの研究です。

この研究では、女性は、フェイスブック中毒のリスクが高く、またフェイスブック中毒は外向性が高いと起こりやすいことが分かりました。また、当然のことながら、フェイスブック中毒の人は、睡眠のリズムなどの問題が起こりやすいです。

ちなみに、フェイスブック中毒については、以下の6種類の項目を、「めったにない」、「あまりない」、「ときどき」、「しばしばある」、「よくある」の5段階で評価します。
・フェイスブックやその使用について考える時間が多い
・ますますフェイスブックを使おうと感じる
・個人的な問題を忘れさせるためにフェイスブックを使用する
・フェイスブックの使用を減らそうとする試みに失敗したことがある
・フェイスブックの使用を禁止されると、心配で不安になる
・フェイスブックを使いすぎて、仕事や学校に悪い影響があったことがある

皆さんは、どのくらいフェイスブック中毒でしょうか?フェイスブックじゃなくて、ツイッターでも同様と思います。ソーシャルメディア中毒にならないように注意してください:->


この記事は、ベルゲン大学の”New Research about Facebook Addiction”を参考に書きました。


(文・絵: やまざきしんじ)
posted by さいころ at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | メンタルヘルス/幸福

2012年05月05日

マルチタスクは効率的?いや、気分がいいのです!

マルチタスカーは満足.jpg

先日書いた”注意を拡げて作業 vs 1つに集中して作業”という記事では、マルチタスクをする人はマルチタスクに慣れるということを述べました。しかし、マルチタスク自体は、効率が悪いという研究はたくさんあります


せっかく読書しているのに、テレビをつけていたら効率が格段に落ちます。テレビつけたまま勉強するのは、「だから、勉強してるじゃん!」と親に言い訳をする中学生向きかもしれません。それでは、なぜ読書しながらテレビを見たりするのでしょうか?


オハイオ州立大学のZheng Wangと John Tchernevは、32人の大学を対象として28日間、メディア使用について調査しました。

この研究で分かったことは、マルチタスキングは人の気分をよくするのです。読書をしながらテレビを見ている学生は、効率は落ちるものの、テレビ無しで読書をするよりも感情的にはより満足していました。読書とテレビを観ることを効率的にするのでなく、テレビによって、読書が楽しめるようになるためにマルチタスクをしているのです。

これは面白いと同時に皮肉な結果です。どうして楽しめるか、はこの研究では明らかになっていないのですが、もしかすると人は「俺って効率的!」と思って満足しているものの、単に効率を落としているだけなのかもしれません。


この記事はオハイオ州立大学の"MUTLTITASKING MAY HURT YOUR PERFORMANCE, BUT IT MAKES YOU FEEL BETTER"を参考に書きました。


(文・絵: やまざきしんじ)

2012年05月03日

年収と幸福度

収入と幸福度.jpg

内閣府経済社会総合研究所 幸福度研究ユニットによる幸福度研究が発表されました。先日はここから同居と幸福度について見てみました。”第1回生活の質に関する調査結果(検討用資料)”から今度は、年収と幸福度の関係を見てみましょう。


現在の幸福度と年収の関係を18ページから引用してみます。

年収と幸福感.jpg

これを見て分かるように、全体的には収入が多いほうが幸福であることが分かります。また、年収200万円のあたりに壁があって、この前後で幸福度が大きく異なっていることがわかります。

それでは、これは雇用形態の問題でしょうか?雇用形態と現在の幸福度の表は以下になります。

雇用形態と幸福度.jpg

この資料では雇用形態の要因と年収の要因を分析していないため、残念ながらそれぞれの相関まで述べることはできません。


ちなみに、こういった幸福度の研究を見ると、「人の幸せは、数値化できない」とか「アンケートで分からない」という批判をする人もいます。一方で、幸福と各種要因との関係についての示唆は与えてくれます。そもそも、「幸福は数値化できない」、「人による」と切り捨ててしまうと、あらゆる判断を拒否する相対論に陥りますしね...

この資料からは、年収によって幸福度が大きく異なっているということはよく分かりました。この資料では500万以上では幸福度の増大はなだらかになりながらも、1000万までは、やっぱり収入を増やすと幸福度が増えることが分かりました。


(文・絵: やまざきしんじ)
posted by さいころ at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | メンタルヘルス/幸福