
この写真はHelga Weberさんの写真を使用しております。
フェイスブックとツイッターについての研究は、自己愛とソーシャルメディアの使い方の関連を明らかにした(Panek et al., 2013)。
ミシガン大学で行われたこの研究によると、フェイスブックの使い方は鏡のようなものであり、その人のパーソナリティを反映している。一方、ツイッターはメガホンのような役割だ。つまり自分の意見を広く伝えるために使われているのだ。
この結論に至るために、Panekと共同研究者たちは2つの研究を行った。第1研究では、大学生にソーシャルメディアの利用の仕方をたずね、その後パーソナリティ検査を行った。この若者集団においては、ナルシストは自分の意見を人に伝えるためにツイッターを使う方を好んだ。
この研究の主任研究員であるElliot Panekはこの結果を以下のように説明する。
「若者たちは、自分の意見の重要性を過大評価している。ツイッターを通して、自分の仲間関係を広げ、そして様々なテーマに関する自分の意見を伝えようとしているのだ。」
第2研究では、平均年齢35歳の対象者に対して、ソーシャルメディア利用について質問した。この調査の結果、大学生よりもわずかに年上のナルシストはフェイスブックを好むことが示された。
Panekは、この年齢集団に関する結果を以下のように説明する。
「彼らの使い方は、自分の自己イメージを喧伝し、その自己イメージに人がどんな反応をするかチェックするというものだ。中年の場合はすでに自分の社会的自己を形成しているので、すでに自分の仲間である人たちからの承認を得るためにソーシャルメディアを使っていると言えるだろう。」
この記事はPSYBLOGの"Facebook or Twitter? How Age and Narcissism Motivates The Choice"を翻訳したものです。
(翻訳:山崎有紀子)