高齢になると体のバランス感覚が低下するため転倒しやすく、またそれがきっかけで深刻な病気や怪我を引き起こすこともありますが、お出かけ前には毎日きっちりメイクをする習慣のある人は、そういったリスクを回避できる可能性が高いですよー、という研究。
Why lipstick could save your life: How a spot of lippy helps to improve your balance
フランスのSt Etienne大学では、65歳から85歳の女性100人を対象に重心や姿勢を調べたところ、お化粧を毎日する群は、しない群に比べて身体のバランス感覚に優れており、姿勢もよく、転倒もしにくい、ということを明らかにしました。
この結果より、お化粧するという行動自体がなんらかの体のストレッチとして作用しており、それゆえにバランス感覚が維持されるのではないか、と結論づけております。
が、「メイクをする」という行動そのものが直接、身体のバランス感覚や共応感覚に影響している、と考えてもいいのかどうか、はなはだ疑問な感じもします。
もしかするとメイクを毎日する人は、そうではない人よりも、他者が視線が気になる人なので、普段から姿勢がよかったり、自分の動きを意識しているかもしれません。
あるいは、ライフスタイルだってメイクする人としない人では違う可能性だってあります。メイクをする習慣のある人は、そもそも仕事をしている(いた)とかで外出する機会が多く、
それゆえにメイクをしない習慣のある人よりも、運動量が多いということだってありそうです。
もしそうであれば、身体能力をメイク行動にのみ直接還元するのはうーん、どうなんだろう?という気がします。
2009年06月09日
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