将来幸せな結婚生活を送ることができるかどうか、それは小さい頃の写真を見れば予測できるそうです。
Children with brightest smiles have successful marriages
DePauw University大学の研究者らは、650人の成人(21歳〜87歳)を対象に、就学前に撮った家族写真の中でどれぐらい笑っているかを評価し、その結果と離婚経験との関係を調べました。
その結果、小さい頃の家族写真でむくれた顔で写っている場合、満面の笑顔で写っているよりも3倍も離婚する可能性が高かったとのこと。
このタイトルを見て、最初は写真写りのよさと離婚率の関係を指摘した画期的な研究なんじゃないかとびっくりしたのですが(もしそうだったら、かなり私はまずい・・・)、そうではなくて、この研究では小さい頃の家庭環境のよさを笑顔という指標で測定しているってことですよね。
当然幸せな家庭で育った子は、大人になってからも円満な対人関係を形成しやすいものであり、逆に殺伐とした家庭で育った子は愛着形成に障害を持ちやすく、それゆえに大人になってからも安定した対人関係を維持しにくいと思います。
そう考えると、この研究は愛着形成に関する古典的研究の知見をまんま述べてるだけということになるんですが、確かに「幼少の頃の幸せ度」という曖昧な概念は測定しづらいので、「写真の笑顔の強さ」の方が一般人にも理解しやすく、分かりやすい指標かなーとは思います。
2009年06月09日
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