これまでにも出生順位とパーソナリティの関係について、多くの研究がされてきましたが、パーソナリティ発達に関する男女差および出生順位の関係を調べた縦断的研究がthe journal Child Developmentの3、4月号に掲載されました。
この研究によると、第1子よりも第二子の方が反抗的だそうです。
Second-born children really are more rebellious, study confirms
ペンシルバニア州立大学とハワイ大学、そしてPurdue大学の研究者は、アメリカ中流階級に育つ9才から19歳の子ども364人とその両親に7年間に渡ってインタビューを行いました。また、子どもらには、学校外での活動を日記に書きとどめることを依頼し、さらにテストステロン(男性ホルモンの一種)レベルを測定するため、唾液のサンプルを収集。
この壮大な調査の結果、以下の3点が明らかになりました。
@いわゆる「女性的な」特性(感受性の豊かさや温かさ)は、女子の場合時間経過とともに変化することはなかったが、男子の場合、これらの特性は児童期中期には劇的に欠如し、青年期後期になって増加しはじめ、19歳ころに女子と同じレベルに達する。
逆に「男性的な」特性(独立心や冒険心))については、女子の場合児童期中期にのみ高まるが、男子の場合は青年期に渡ってずっと増加した。
また女の子同士でよく遊ぶ女子はより女性らしくなるのに対して、男の子同士でよく遊ぶ男子はより男性らしくなるが、男子であれ、女子であれ、女子と一緒によく遊んだ子どもは、そうでない子どもよりもより独立心と冒険心を発達させた。
A独立心や冒険心は出生順位によっても、発達の仕方が異なる。第1子の場合、これらの特性は成長しても変化することはないが、第2子の場合、これらの特性が青年期に特に発達する。
B青年期早期にテストステロンが人よりも大量に分泌された子どもは、パーソナリティ発達において社会的影響力に左右されなかった。
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この研究の興味深い点は、女の子とよく遊んだ子どもは男女関係なく、独立心や冒険心が強くなる、ということでしょうか?
女子と遊ぶことによって、自分の中の独立心や責任感が強くなるということ?この現象が事実であれば、なぜそうなのか非常に気になるところです。
またBのテストステロンが大量に分泌されると外部環境の影響をうけずにパーソナリティが発達するという結果も面白いです。
テストステロンって?男性ホルモンの一種ということぐらいしか知りませんが・・・。
ということで少し調べてみました。
テストステロン(ウィキペディア)
なるほどー。
テストステロンが分泌されると、闘争本能や孤独願望を高めるのですね。
ちなみにやる気を促し快楽をもたらす効果もあるとのことですが、ハードワーカーの女性は男性化するとかよく聞きますけど、テストステロンが分泌されるってことなんですね。って今さら知ったのか?って感じですよね。
テストステロンを摂取して、もうちょっと前向きに生きていきたいものです。
2009年06月09日
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