外見、経済力、性格など人によって重視するポイントは異なるが、声も重要な要素だと主張する女性も多い。
例えば、プレイボーイで有名な森本レオの魅力はあの穏やかな声としゃベリ方であることは間違いない。
事実かどうかは未確認であるが、日本人男性の声の基本周波数は150ヘルツであるのに対して、森本レオは120ヘルツとのこと。平均男性よりも基本周波数が低いのである。これは、声の抑揚があまりないことを表している。
では、モテるためには抑揚を抑えたしゃべり方をすればいいのだろうか。
ペンシルパニア大学のDavid Putsらが行った研究は、この質問に「YES」と言う。
Men with monotonous voices are irresistible, scientists say
彼らは研究に参加した男性の声の基本周波数を様々な状況で測定し、彼らが過去一年に性交渉した女性の人数との関係を分析した。
その結果、抑揚のない声の男性は、抑揚のある表現力豊かな声の男性よりもセックスした女性の人数が有意に多かった。
抑揚を抑えた声は、その声の持ち主に自制心があることを示しており、権力や独立の指標として進化したと専門家は解釈する。
David Putsは「女性は声そのものに魅力を感じるのではなく、その背後にある権力に魅力を感じるのだろう」と述べている。
「声=権力の表れ」とする解釈が事実がどうかはともかく、声がモテ要素であることは確かなようだ。
もともとの声質は生まれながらのものなので変えることはできないが、抑揚を抑えたしゃべり方ならトレーニングで習得可能だ。
実際、こんな著書もある。
「モテ声」の法則―人をひきつけ人に好かれる「声」の磨き方
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ただし、声だけがモテ要素ではないこともお忘れなく。