2010年05月19日
カフェインは作業効率を高める
職場での気分転換にコーヒーやお茶などを飲むという人はたくさんいるだろう。これは理にかなかった行動である。
というのもコーヒーやお茶に含まれるカフェインには覚醒作用があり、眠気を防ぎ、知的作業や運動作業を向上させる効果があるからだ。
the Cochrane Library journalに掲載される研究では、長時間のシフト勤務者にとってもカフェインが仕事上のミスを軽減し、記憶力と集中力を高めることを示している。
How office coffee breaks make staff work harder
研究者らは、世界中で行われたシフト勤務者に関する13の研究をレビューした上で、労働条件のシミュレーション実験を行った。
その結果、カフェインを摂取した参加者は、記憶、推論、集中力が、摂取しなかった参加者よりもやや得点が高いことが明らかとなった。
この効果は、カフェインの摂取方法がどんなものであっても(コーヒー、栄養ドリンク、カフェイン入りの食べ物)認められた。
また、この研究ではカフェインの摂取が、休憩中に仮眠を取るのと同じ効果があることも示された。
リーダーのKatharine Kerは、カフェインの効果は、職場でのアクシデントを減らすだけでなく、長いシフト勤務後の帰宅途中の交通事故や、長時間労働によって起こる医療ミスの減少にも有効だと期待している。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/38266787
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/38266787
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック