2011年02月19日
フェイスブックの7つの習慣
【フェイスブックについての7つの心理学的ヒント】
好き嫌いはともかくフェイスブックは身近な存在になりつつある。その誕生の物語「The Social Network」が世界中で上映され、今後もそれは身近なものであり続けるだろう。
フェイスブックをうまく使うために、これまでの研究をベースにした7つのヒントを紹介しよう。
もしこのヒントを利用しないとしても、少なくともフェイスブックが話題になったときに心理学研究の興味深い結果を披露するのに役立つだろう。
1.100〜300人の友達を作れ
フェイスブックでは友達が多すぎても少なすぎてもよくないようだ。
人が維持できる人間関係は150人までと言われている。
Tongら(2008)は、フェイスブックの魅力はこの数字あたりでピークに達すると言う。友達が300人以上または100人以下になるとフェイスブックの魅力は低下しはじめる。
2.見た目のよい友だちを求めろ
あなたの友達、つまり「ウォール」に書き込みをしてくれる人は外見のよい人にしよう。
Waltherら(2008)は、外見が魅力的な友達は、あなたのプロフィールの魅力を向上させると言う。
オフラインの世界と違って、あなたの外見の評価が高まることはないのだから外見がイマイチな人は遠ざけよう。
3.7つの動機を理解しよう
フェイスブックで友達をもっと増やしたいなら、フェイスブックの魅力を理解するのが有益だ。
Joinson(2008)は、フェイスブックには7つの基本的動機があることを明らかにした。
つまり、旧友や遠くの友達とつながること、社会的監視(会話をせずとも旧友が何をしているか分かる)、オフラインであった人を調べる、ヴァーチャルな人間観察、ステイタスのアップデート、そして内容だ。
4. パートナーにフェイスブックを使わせるな
Muiseら(2009)は、フェイスブックに多くの時間を費やすユーザーはパートナーに嫉妬しやすいことを示した。おそらく、フェイスブックのない時代なら知ることのなかったパートナーのあれこれ(パートナーの知り合いや、住んでいた場所)を知るからだ。
だから、パートナーを嫉妬させたくないなら、フェイスブックのプロフィールを見せてないけない。気にならないなら、そのままでもいいだろう。
5.プライバシーを死守せよ
プライバシーについては、フェイスブックでも大きな議論の的になっている。なぜならば、多くの人のソーシャルネットワークのプロフィールは様々なことを伝えるからだ。
Noskoら(2010)は、特に独身の若者たちは自分についてのセンシティブな情報を開示しやすいことを明らかにした。これは大々的なオンライン脱抑制効果(online disinhibition effect)だ。
しかし、Boyd(2010)によると、1年前よりも若者はプライバシー環境に配慮している。だから、このメッセージは浸透しつつあるのだろう。
これまでにも聞いたことがあるだろうし、これらかも再び聞くだろうメッセージがこれだ。
「自分についてオンラインで言ったことに注意しよう。誰が記録しているかあなたには分からないのだから」
6.等身大の自分を見せろ
驚くことに、人はフェイスブックのプロフィールを信頼している。Backら(2010)はフェイスブックのプロフィールは一般的に理想の自分ではなく現実の自分を反映していることを明らかにした。
フェイスブックユーザーはすべての友達を個人的に知っているわけではないが、彼らはおそらく好きだとアピールしている映画や本、バンドが本当に好きなはずだ。
7.仕事を得るためにフェイスブックを使え
いまや故郷や旧友から遠く離れて暮らすことはよくあることなので、人生で力を貸してくれる人とのつながりも簡単に失ってしまう。フェイスブックはそこに手を差し伸べる。
Ellison(2008)らは、フェイスブックユーザーは優れた「社会関係資本(social capitals)」を持っていることを明らかにした。つまり、人は、自分のフェイスブックでのつながりを職探しや他のチャンスを得るために使っているのである。
このように、フェイスブックユーザーは知人や知人になりたい人の写真を渡り歩いているだけではなく、社会関係資本を構築しているのだ。
少なくとも、これらのヒントは私がこれから使うであろう口実だ。
(この記事はPsyblogの「Facebook: 7 Highly Effective Habits」の翻訳記事です)
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