2011年03月20日
ダイエット中はやっぱり怒りっぽい
(c) YO-HEY!!|写真素材 PIXTA
ScienceDailyにセルフコントロールと怒りの関係の記事が書かれていました。
ノースウェスタン大学のDavid Galとカルフォルニア大学サンディエゴ校のWendy Liuが、セルフコントロールをしている人は他者に対して攻撃的にふるまう傾向があるという研究を発表しました。
たしかに、ダイエットしている人は、いらついていて怒りっぽくなることが知られています。このようなことを調べるために、二人は以下の4つの実験を行いました。なお、実験はそれぞれ約200人の大学生を対象して行いました。
1つめの実験では、チョコレートの代わりにリンゴを選んだ人は、落ち着いた映画よりも怒りや復習を持つ映画をより好みました。
2つめの実験では、たくさんの食料品のカゴを見せられてから50ドルの食料品の商品券をもらった人は、水しぶきの舞うスパのウェブページを見せられてから50ドルの地元の温泉の消費権をもらった人よりも、怖がっている表情よりも怒っている表情により興味を示しました。
3つめの実験では、チョコレートの代わりにリンゴを選んだ人は、悲しいメッセージよりも怒ったアピールを伴うメッセージにより惹かれました。
4つめの実験では、美味しくて健康的でないものでなく、健康的な軽食を選択した人が、「これは必須」や「必要」などの広告のメッセージによりイラつくことが分かりました。
この4つの実験のように、セルフコントロールをしている人は怒りっぽくなります。このことはセルフコントロールがゴールや欲望への制限や障害であり、このような制限が怒りを生んでいると考えられます。
University of Chicago Press Journals (2011, March 18). Cranky? On a diet? How self-control leads to anger. ScienceDaily. Retrieved March 19, 2011, from http://www.sciencedaily.com/releases/2011/03/110317131045.htm
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