2011年03月23日

初対面ではどんな嘘をつく?

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Barking up the wrong treeに面白い記事があったので、紹介します。

Feldmanらは、”Self-Presentation and Verbal Deception: Do Self-Presenters Lie More?”で初めて会う人の嘘について研究しました。


この研究では121組の心理学科の大学生を被験者として、下の3つのゴールを持つグループに分けて初対面のパートナーと10分間会話をしました。

1.統制群: 特に目的を決めません。
2.競争: それぞれが競争相手と考えて、相手に自分の能力を表現する。
3.好感: 相手に自分が好ましいと思わせるように、あなたを見せる。

この会話は内密にビデオに撮られており、それぞれが自分がついた嘘を確認しました。ここで被験者の40%は全く嘘をついていないと主張しました。この40%は本当かどうか分かりませんが。残りの60%の被験者は平均で3回の嘘をついたと主張しています。あえて自分が嘘をついたと言う必要はないので、実際にはこの回数はもっと多いと見ることが出来ます。


ほとんどの嘘は、相手の機嫌をとるためか、ゴールを達成するために行われました。男女では嘘の数は同じですが、男性は自分をよく見せるなど自分が得をするための嘘が女性より多く、特に女性と話している男性では多いことが分かりました。

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さらにこの研究では嘘を、以下の5つに分けてそれぞれどれだけの嘘があったかを検証しています。

 感情: 感動、情動、意見、評価に関する嘘
 達成: 達成、成功、知識などに関する嘘
 行動: 自分がしたことや、やっていること、やろうとしていることの嘘
 説明: ある行動の、理由や説明の嘘
 事実: 物事、事象、人、所有物などについての嘘

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このグラフを見れば分かるように、男女共に感情に関わる嘘が多いことが分かります。また、男性の場合は、相手の好感を得るために感情に関わる嘘が、女性の場合は相手と競争をするために感情に関わる嘘が多いことが分かります。また、目的を持って会話をすると嘘が多くなることも分かります。


この研究から嘘を見抜くことは出来ませんが、どういった嘘をつきやすいかということは分かると思います。


元記事はこちら、”Meeting someone new? You're likely to tell 3 lies in 10 minutes”

(文: SY)

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