2011年04月01日

植物が注意力を増やす

写真素材 PIXTA
(c) UYORI写真素材 PIXTA



ただ植物をオフィスに置くだけで、注意力が増加します。


ノルウェイ生命科学大学のRuth K. Raanaasらはオフィスでの植物の効果を検証するために、デスクの周りに4つの植物を置いた環境と、置いてない環境でそれぞれ注意力を測るための一連の文章を読んで、各文章の最後の単語を思い出すというテストを行いました。

この結果、植物のある環境の被験者の方が、よりよい成績になることが分かりました。

論文のURLはこちら。



この効果はRachel KaplanとStephen Kaplanが提唱したAttention Restoration Theory(注意回復理論)で説明されています。


この理論は、自然の中にいたり自然の風景を見ると注意力が回復するというものです。これは、人の直接的注意には一定の限界があり、そこから注意力が減っていきます。一方で、風景の写真や植物などの回復要素が周りにあると、非自発的注意に影響して、人の直接的注意を回復させるというものです。その結果としては、上のようなオフィスワークでの効率がアップすると考えられます。なお、この回復要素は、必ずしも自然に関わるものでなくともいいです。


また、植物にはストレスを軽減する効果があるとも考えられますが、上の実験はストレスでなく注意力についての研究となっています。


観葉植物などが置いてあるオフィスが多いですが、あれはストレス低減とデザイン的な効果のためと思っていました。ところが、このような効果もあるのですね。

この記事はSCIENTIFIC AMERICANの"Houseplants Make You Smarter"(植物があなたを賢くする)を参考にしました。


(文: SY)
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