2011年04月08日
ミラーリング
(c) Yasu|写真素材 PIXTA
こちらが売り込みをかけている商談中に相手が腕組みをしたら、あなたはどうするのがいいでしょうか?
1.少し身を乗り出して熱心さをアピールする
2.こちらも腕組みをして相手の真似をする
3.相手の目をじっと見つめる
この答えのキーワードがミラーリングです。ミラーリングとは相手の仕草などをさりげなく真似することで、答えは2.こちらも腕組みをして相手の真似をするとなります。
心理学の実験によってもミラーリングは効果があると言われており、実際に交渉を行うという実験でミラーリングを行うと交渉の確率が上がったという結果が出ています。
なぜ、このような結果になるのでしょうか?一つの仮説としては「人は自分に似たものを好きになる傾向がある」ということがあります。ミラーリングで自分を真似されることで、知らないうちに相手を好きになってしまうんですね。
一方、このミラーリングについては一つの罠があります。それはバレると逆効果なことです。実際に、このミラーリングは様々な本にも書かれていますので「あ、この人ミラーリングしてる」と気づかれることがあります。そうすると「好意を得ようと敢えてやっているという意図」がマイナスに働きます。
バレない範囲で、ひっそりと使えばミラーリングは有効なテクニックです。でも、大げさなミラーリングは控えめに。
まとめ
・ミラーリングは相手の真似をすることです。相手に合わせて、腕を組んだり、脚を組んだり、同じ姿勢をしたりしましょう。
・ミラーリングは相手の好意を得られます。だから相手が身を乗り出したら、こっちも身を乗り出しときましょう。
・でも、バレバレのミラーリングは逆効果です。相手が腕を組んだらすぐ腕を組む、その後で相手が脚を組んだらすぐ脚を組むなんてのはリスキーです。
(文: SY)
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