2011年04月25日

幸せになるための5つの方法

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(c) KATSUHIKO写真素材 PIXTA


幸せは、行動の結果です。人は幸せを目的として生きています、少なくとも幸福を最大化するように行動していることが多いはずです。それでは、いったいどうすればこの幸せを増やすことができるのでしょうか?

もちろん、より健康で、よりお金もあって、より楽しい友人や家族に囲まれて、ストレスのない仕事をすれば幸せを増やすことができそうです。


この幸せについてスタンフォード大学のJennifer Aaker、Melanie Ruddとペンシルバニア大学のCassie Mogilneが”If money does not make you happy, consider time”という研究を発表をしています。この研究は、他の様々な研究のまとめ研究とでも言うもので、幸せに近づく様々な方法を他の研究よりまとめています。



まず、お金と幸せについて考えてみましょう。実際にお金があれば幸せになれそうです。不幸と感じるいくつかのものはお金で解決ができそうです。しかし、よく言われているように、幸福度はある程度まで収入が増えれば増えるものの、それを超えるとあまり収入と幸福は関係がないようです。また、自分の過去を振り返るとすると、自分が学生だったときに貯金がいくらだったのかよりも、学生時代にどういう友人とどこに旅行にいった、レストランで友達と楽しく過ごしたといったことを覚えています。


それでは幸せになるためのポイントはなんでしょうか?Aakerらによると5つのポイントがあります。

1.一緒に時間を過ごす人が大事
好きな人と一緒に過ごした時間は幸福のレベルに大きな影響があります。プライベートでも仕事でも、好きな人、気に入った人と時間を過ごすことが大事です。

2.正しい行動が大事
行動をする時に、自分がいい気分になれるものとそうでないものがあります。できるだけいい気分になれる行動をしましょう。そのためには、「その行動が自分が望んでいることか?」を考えてみる習慣が大事です。多くの場合、人は選択の結果でなく習慣で行動をします。これを改めて、少しでも幸せになるために選択した上での行動をすることが大事です。

3,時間を費やさなくとも、幸せになれる
以前に書いた”旅行のガイドブックを買うべきです!”にもあるように、人は実際に旅行をしていなくとも、旅行に行くことについてあれこれ計画したり想像しているだけでも旅行中と同じように幸せを感じます。

4.時間は増やせる
自己啓発本などではお金を使って時間を買う、といったことが書いてありますが。Aakerらの主張によると、今ここ、に集中することが大事です。ある研究では、ゆっくり長く呼吸をするということを5分間するように指示された人は、作業時間がより長く感じられ、そしてその日自体をより長く感じられた、そうです。

5.幸せは変化していく
私たちは年をとると、求める幸せが変化します。若いうちはより興奮するようなことに幸せを感じ、年をとるとより平穏な時間に幸せを感じるようになります。つまり、幸せについての意思決定は今と未来で変わってくる可能性があることを知るべきです。



こちらにJennifer Aakerの動画があります。

(文: SY)

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posted by さいころ at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | メンタルヘルス/幸福
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