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パートナーとその日のことを話すのはいいことですよね。その日にあったことを互いに話すと、話した側と聞いた側はどういう気分になるのでしょうか?このことを、ユタ大学のAngela HicksとLisa Diadmondが普段から互いに話をするカップル48組を対象に研究しました。結果は話し手/聞き手が男女で若干の違いありました。
研究によると、その日にあった最もポジティブなことを話すと下図のように話した後に話した側も聞いた側も、ポジティブな気持ちが向上することが分かりました。
(上は話した側、下は聞いた側)

※縦軸はポジティブ度

※縦軸はポジティブ度
次にネガティブなことを話しあった場合は以下の図になります。その日にあった最もネガティブなことを話すと、男性は若干ネガティブな気持ちが増えますが、女性は変わりません。一方、聞いた場合は男性はネガティブなことを聞くと若干ネガティブな気持ちが減りますが、女性はあまり変わらないことが分かりました。
(上は話した側、下は聞いた側)

※縦軸はネガティブ度

※縦軸はネガティブ度
このように互いに、その日にあったことを話しあうというのは、ポジティブな気持ちは高めあって、ネガティブな気持ちはあまり変わらないという非対称な関係になっていることが分かりました。
女性は相手に共感しやすいと言われているので、女性はネガティブなことを聞いたらネガティブな気持ちが増えると思っていたのですが、意外な結果でした。
パートナーとその日のことを話し合うというのはメリットが大きいんですね。
この記事はユタ大学のAngela HicksとLisa Diadmondの研究”How was your day? Couples’ affect when telling and hearing daily events”を参考に書きました。
(文: SY)