2011年05月11日
プロフィールは信頼できる?
iversさんの画像を使用しています。
フェイスブックのプロフィールは信用できる?
・ソーシャルネットワーキングでは、人は実際の人柄を見せるのか、それとも理想化した人柄を見せるか?
フェイスブックやマイスペースなどのソーシャルネットワークでは、プロフィールを見せている人が世界中で7億人以上います。アメリカでは18歳から24歳で、インターネットにアクセスできる人の75%がソーシャルネットワークを使っています。そして、過去4年で、成人の全ての年齢層でソーシャルネットワークの使用が4倍になりました。
しかし、彼らのプロフィールは、ネット上ではない本当の自分の性格を伝えているのでしょうか?オンラインではとても簡単に簡単に誇張して自分を他者によりよく見せたり、素晴らしい印象にミスリードすることができます。
・実際の性格と、理想化された性格
心理学者がソーシャルネットワークを使っている236人のアメリカとドイツの学生を被験者として、性格調査を行いました。(Back他, 2010)
この調査では、彼らの性格の特徴の”ビッグ5”(外向性、協調性、誠実性、情緒不安定性、経験の開放性)を調べてから、彼らがそうなりたい理想の性格を調べました。
次に、別の調査者が彼らのソーシャルネットワークのプロフィールを見て、被験者の性格を評価しました。
・驚くべき真実
被験者の実際の性格と理想の性格、および調査者に評価された性格を比較をしました。すると調査より、人はソーシャルネットワークでは彼らの理想よりも実際の性格を見せたがることが分かりました。
結局、人は自分を見せることには極めて正直ということなのです。あまり目にすることはない文ですが、「人は、正直である」ということです。
この研究で他にみつかったこととして、知らない人のプロフィールを初めて見たとき、性格のいくつかの面は他の面より分かりにくいことです。他人の外向性や経験の開放性は評価しやすいのに対して、情緒不安定性は分かりにくいのです。
・オンラインで嘘をつく?
この研究結果は、インターネットは何か恐ろしい場所、若者が他の人のふりをしたりといった何でもありで、信用ならない場所という古いステレオタイプに待ったをかけるものです。
インターネットは人々に理想の自分を投影させるという理論だけでなく、一般的に言われていることと反対に、この研究は、人は本当の性格をオンラインで示すことに驚くほど誠実であることことが分かりました。
原因がどうであれ、この事実はソーシャルネットワークの驚くべき人口を説明する助けになるかもしれません。「真実は、人をひきつける」のです。
この記事はPSYBlogの"Can You Trust a Facebook Profile?"を翻訳しました。
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(翻訳: SY)
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