2011年05月16日

説得力について分かった4つのこと

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説得力のある話し方ってどういうものでしょうか??このような分野については、いろいろ本も出ていると思います。しかし、ちょっと待ってください。著者が元スチュワーデスだからって、著者が元アナウンサーだからって、著者がなんとかコンサルタントとかいうすごい肩書きを自称しているからって、その本に書いてあることを信じていいんですか??


ミシガン大学のJose Benkiは、100人の男女が1380回の電話インタビューをして、様々な話し方が相手の意思決定にどれだけの影響を与えるか(≒説得力があるか)を調査しました。これを簡単に報告します。

・話すスピードはやや速いのがいい
これはよく言われていることですが、やや速いスピードで話すのが説得力が増します。速すぎも遅すぎもダメで、標準よりはやや速いのがいいです。

といっても、実際に自分の体感と実際の速度には差がありますので、ビデオなどで自分の話すスピードをチェックするといいですよね。実際にさいころでやったプレゼン勉強会でみんなで話しあった時も、若干速いがいいということを言っていました。


・抑揚は難しい
抑揚をつけても平均的にはあまり意味がありませんでした。これは、一部の人は抑揚をつけると説得力を増し、一部の人は説得力が減るとい2つが相殺したためです。

たしかに上手い人もいますが、わざとらしい抑揚で白けてしまうなんてこともセミナーを受けて経験したことがあります。


・男性は低い声がベター、女性は無関係
声の高さは、男性は低い声の方が説得力が増します。一方、女性の場合は、声の高さは説得力には影響を与えませんでした。

私は声がかなり高いので(自分の声を聞くとアメリカザリガニ思い出す)、想像通りの残念な結果でがっかりしています。女性は高くても低くても関係がないというのは意外な結果でした、女性も低いほうが説得力は増すのかな、と思ってました。


・多少の休止がある方が説得力が増す
会話のはしばしで、「えー」と言ったり、ちょっと止まったりする休止(言いよどみ)が適度にあることは説得力を高めます。調査の中で一番頻繁に休止した場合でも、休止のない流暢な人よりも説得力がありました。

つまり、完璧に練習をしたプロの台詞のような話し方では、「台本通りじゃない?」という感じが悪いと考えられます。やはり、”その場で考えながら話している”という雰囲気が大事ではないでしょうか。


いかがでしょうか?普段から出来るのは、標準よりも若干速めで話すこと、無理に抑揚をつけようとしないこと、完璧に言い淀まずに話す必要はないこと、といったことが実戦では使えそうです。



この記事は以下を参考に書きました。

University of Michigan (2011, May 14). Persuasive speech: The way we, um, talk sways our listeners. ScienceDaily. Retrieved May 16, 2011, from http://www.sciencedaily.com/releases/2011/05/110515122507.htm

(文: SY)
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