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自分の外見に順位をつけるとしたら、上位何%になるでしょうか??多くの人は本来の客観的な数字よりもより良い数字になります。この現象はポジティブ幻想というもので、人は自分について様々なことについて客観的な評価よりもよりよくと評価します。このポジティブ幻想として、”レイクウォビゴン効果”ということが知られています。レイクウォビゴンというのは、アメリカのミネソタの”子供の全てが平均以上である”という架空の町です。ここから転じて、多くの人は自分を平均以上と思うといったことをさします。
さて、ポジティブ幻想があるにしろ、自分が例えば上位40%くらいだと思ってから、出会い系サイトでプロフィールの写真を見てみましょう、というのが今回の記事のポイントです。
自分は上位40%と思っている人は、実際はポジティブ幻想があるので客観的には上位55%くらいだったとしても、出会い系サイトのプロフィール写真で見てみるとさらに下、例えば上位70%くらいになります。
これは、出会い系サイトでは、みんながたくさんの写真を撮ってベストショットを選んだり、入念に化粧をして、なんならPhotoshopでレタッチしてアップするので、実際にみんなが美男美女に見えるという効果があるということです。
人の外見を評価するときには、客観的な評価、主観的な評価(ポジティブ幻想に注意)、プロフィールの写真による評価(たくさん撮ってベストショットを選択するので注意)、という3つがあるということを知っておきましょう。
え?常識ですか??私はプロフィールの写真って撮ったことなかったので驚きでした。
Big thinkの"ONLINE DATING SITES CREATING “BEAUTY INFLATION"を参考にしました。
参考まで:
化粧前と化粧後の顔の写真 (Gigazine)
(文: SY)