2011年07月03日

情報取得バイアス

様々な研究で人は、最初から提示された情報よりも、自分が何かを行った結果出てくる情報をより重要視するという傾向が明らかにされています。これを情報取得バイアス(pursuit bias)と言います。人は自分から何かをしてその結果取得した情報を重視してしまうのです

情報取得バイアス.001.jpg

ちょっとした一手間をかけただけで、その取得した情報を重視してしまうというのは合理的ではありません。ですが、このような傾向が私たちにあるというのは、直観にも一致していると思います。

営業などでは有効なテクニックじゃないでしょうか。


この記事は以下の論文を参考にしました。
Tayler, William B., Smith, Steven D. and Prawitt, Douglas F., Information Pursuit and Litigation Risk: Effects on Auditors’ Judgments and Confidence (June 25, 2011).

Nelson, Mark W. and Tayler, William B., Information Pursuit in Financial-Statement Analysis: Effects of Choice, Effort, and Disaggregation (June 1, 2006). Johnson School Research Paper Series No. 32-06.


(文: SY)
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