![サッカー試合[1418308] - 写真素材](http://image.pixta.jp/image/blog/8/137be7ed21fd927f7d4d8ebaaa64b88c_300_220.jpg)
(c) アキ|Stock Photos PIXTA
ちょうどサッカーのFIFA女子ワールドカップのドイツ大会が行われています。なでしこジャパンも善戦しているようで、結果が楽しみです。
この女子ワールドカップに合わせてかドイツのミュンヘン工科大学のMartin Lamesが女子サッカーの面白い研究のプレスリリースをしています。男女のサッカーの試合56試合を分析したところ、女子サッカーは男子サッカーよりも中断が少なくスピーディーであるということです。
サッカーは、しばしばボールがグランドから出たり、ファールなどで中断をしますが、この時の平均的な時間は女子の方が男子よりも短いのです。ゴールをしてみんなで祝う時間は女子が平均45秒なのに対して、男子は60秒。選手交代も女子の方が平均10秒も短く行います。また怪我の場合も女子は、男子よりも30秒早くピッチから出ます。
これは、男子サッカーの方がより観客が多く、”見られている”ためにより長い時間ゴールを祝ったりするということが考えられます。また、ファールなどでは通常は勝っている側のチームがより時間をかけます。つまり、このような戦術的な遅延を男子の方がより徹底しているとも考えられます。
ファールで中断する時間の差異も、このように”見られている”感覚と、戦術的な遅延、といったものが組み合わさっているんですね。
個人的には遅延の長い選手よりも、高校野球のような清々しいキビキビとした再開をしている選手を応援したいので、女子にはがんばってもらいたいです。
そして、今年のなでしこジャパンはどこまで行けるのでしょうか?まず、次のイングランド戦も頑張って欲しいですね。
この記事はミュンヘン工科大学の"Study on football: Women get up faster"を参考にしました。
(文: SY)