2011年07月08日

どうして具体的に表現すると真実に思えるか?

ビジネス 男性 説明 プレゼンテーション [786099] - 写真素材
(c) jazzmanストックフォト PIXTA


明確な言葉で話したり書いたりすると、人はあなたを信用します。


この記事のあいまいな導入文を消したところです。何故かって?それは、最近発行されたPersonality and Social Psychology Bulletinの中の素晴らしいアドバイスを読んだからです。そのアドバイスは簡単なものです。あなたが人に信用されたいならば、具体的なことを話し書きなさいというものです。


言語で真実を伝えるには様々な方法があります。そのうち明らかなことは

・より詳細なものは、真実を告げていると判断する
・より鮮烈なストーリーは、より本当らしいとみなす
・より生々しい真実は、ありそうもないことをよりありそうに見せる

しかし、これらには、より詳細が必要だったり味付けが必要なんでしょうか。私たちがより詳細な情報を持っていなければどうすればいいのでしょうか?正しい情報を加えないで、より本当らしくするにはどうすればいいのでしょう?


Hansen and Wanke(2010)の研究によると、より具体的に表現することで十分ということです。

下の2つの文を比較してください。

1.ハンブルグには、ヨーロッパの橋の数の記録があります。
2.ハンブルグに来た人は、ヨーロッパで最も多くの橋を数えることができます。

これらの2つの文章は同じことを意味していますが、人は2つめをより真実らしいとみなします。2つめはより詳細に書いてあるわけではありませんが、遠まわしではありません。これは単純で、明白で、説得力のあるイメージを思い起こさせます。

抽象的な言葉は、概念を話すにはちょうど良いのですが、様々な解釈の余地があります。一方、具体的な言葉は、現実のものとみなされ、より正確に話しているとみなされます。”バニラアイスクリーム”は具体的な言葉ですが、一方”デザート”はより抽象的な言葉で、”アイスクリーム”のように具体的な”デザート”を想像することはできません。

また、名詞よりも動詞は、より抽象的にもより具体的にもなります。”数える”や”書く”といった動詞は、実質的で、具体的で、明確な言葉です。一方、”助ける”や”侮辱する”という言葉は、解釈の余地があります。”愛する”や”嫌う”といった言葉はもっと抽象的な言葉です。これらの言葉が何を意味するかというのは、解釈の余地がとても大きいのです。

また、能動態・受動態や現在形・過去形などの文章の種類も、具体性に影響があります。受動態はより抽象的と考えられます。未熟なライターは、しばしば能動態で書くように指導されますが、これは能動態の方が読者がより真実と思うからでしょう。

HansenとWankeの研究では、なぜ具体的なことが真実に思われるかの理由を示しています。

1.心では具体的な文章はより素早く処理することができ、そのため私たちは素早くて簡単にできることを真実と自動的にみなしてしまいます。
この記事を参考にしてください ※英文です)

2.具体的な文章は、より簡単に心的なイメージを作成することができます。簡単にイメージが出来るため、より簡単に思い出すことができ、より真実に見えます。

3.さらに、より簡単にイメージできるとよりもっともらしく見えるため、すぐに信じられます。

このように、具体的で明白に話したり書いたりすることで、人はより真実と考えます。私はこれ以上に簡単に書くことはできません。


この記事はPSYBlog"Why Concrete Language Communicates Truth"の翻訳です。

(翻訳: SY)
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