2011年07月28日

リスクの心理学

天秤 - 写真素材
(c) jun写真素材 PIXTA


リスクを取るのはどのような人でしょうか?若者は向こう見ず?男性はリスクを取るけど、女性は保守的?様々なことが言われています。

それぞれに真実を含んでいますが、若者だから全てにおいてリスクを取る、男性だから女性よりもリスクを取る、というわけではないようです。これは、それぞれの人がリスクを取る傾向があるかどうか(リスクテイカーかどうか)という単一の指標があるわけではなく、局面によってリスクを取る場所やリスクを取らない領域があるからです。例えば、金銭面ではリスクを冒すがスポーツではとても慎重という人もいれば、逆にギャンブル好きだがとても堅実なプレイをするスポーツ選手もいます。

ちなみに、男性は女性よりも金銭に関してはリスクを取る傾向があります。一方、女性は男性よりも社会的な面でリスクを取ります。例えば、知らない人に話かけるというのもリスクを伴う行為ですが、これは女性の方が男性よりもよく行うことですよね。


また、よく知っていることについては、よりリスクを取るということもあります。これはよく知っていることについては不確実性のリスクが少ないからとも言えます。例えば、よく知っている道を自転車で走る時は、よく知らない道よりもスピードを出すといったことです。もちろんテニスが得意な選手は、ラインギリギリを狙っても技術がある分アウトにならないように、技術がリスクを下げるといったこともあります。


さらにリスク傾向はその時の気分によっても大きく変わります。怒っている時には、猛烈なスピードで車をトバしたり、意味もなくギャンブルをしたりといったこともあります。


このように個人のリスクを取る傾向というのは一面的なものでなく、対象の領域やその時の気分などによります。自分のリスク傾向の特徴がどういう局面で変わるのかといったことや、その意思決定が怒りによって行われていないのかといったことに注意して、冷静に長期的な視点からリスク判断をするようになりたいですよね..

Association for Psychological Science (2011, July 27). Who takes risks?. ScienceDaily. Retrieved July 28, 2011, from http://www.sciencedaily.com-/releases/2011/07/110727122654.htm

(文: SY)

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