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子供の身長は両親の身長と有意な相関があります。もちろん、環境要因もありますが、両親の身長から子供の身長を予測する簡単な近似式は以下のようになります。
男の子: (父親の身長 + 母親の身長 +5)÷2 cm
女の子: (父親の身長 + 母親の身長 ー5)÷2 cm
ただし、食生活の変化によって身長は変化していますので、今、大人の身長がその親の世代とは補正が必要だと思います。
例えば、私の両親(75歳前後)と私の年齢で計算すると、経済産業省の”size-JPN 2004-2006 調査結果について”の”【別紙】57項目平均値データ”を見ると75-70歳の男性の平均身長が160.4cm,女性の平均身長が147.3cmとなっており、35-39歳の男性の平均身長が171.0cm、女性の平均身長が158.5cmとなっていますので、10cm程度の補正が必要です。
また、日本での男女の平均身長の差を考えると上の式だと身長の差がおかしくなるので、75歳の両親と38歳の大人の場合はおおよそ、以下のような式になるでしょうか?
男の子: (父親の身長 + 母親の身長)÷2 +16cm
女の子: (父親の身長 + 母親の身長)÷2 +6cm
ちなみに日本人の世代別平均身長をグラフにしてみました。このデータは先程の経済産業省の”size-JPN 2004-2006 調査結果について”を参照しました。

このグラフから見ると今の子供と親世代では平均身長はあまり変わらないと仮定できそうですね。ですので、今の子供の身長の予測式は
男の子: (父親の身長 + 母親の身長)÷2+5cm
女の子: (父親の身長 + 母親の身長)÷2−5 cm
と見積もっていいのではないでしょうか?もちろんこれは近似式にすぎません。
この記事はBarking up the wrong treeの”Is there a formula for predicting the height of your future children?”を参考にしました。
(文: SY)
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