2011年08月12日

歩いた後は、記憶力が向上する

プードル ペット 散歩  - 写真素材
(c) Graph-Sストック写真 PIXTA


先日、”昼寝は記憶力を改善する?”という記事で睡眠が短期記憶力を回復させるというものを書きましたが、歩くことでも記憶力を向上させることができるようです。


イリノイ大学のCarlos R. Salasらが、それぞれ6秒間表示される30の名詞を使った覚えるという実験をしました。この実験の前に、被験者は10分歩くかもしくは美しい自然の風景の写真を10分見てからテストを行いました。また、覚えた後に、再度10分歩くか10分じっと座ってから、確認のテストを行いました。つまり、

歩くか座る → 覚える → 歩くか座る → 確認テスト

という手順です。


この時に、覚える前に歩いていた人は、座っていた人よりも25%良い結果となりました。また、覚えた後には歩いていても座っていても同じ結果となりました。

歩くと記憶力アップ.001.jpg

また、歩いた後と座った後にそれぞれでどのくらい覚醒しているかと、どのくらい緊張しているかを尋ねたところ、歩いた人はより覚醒していましたが、緊張の度合いは歩いた後も座っていた後も変わらないことが分かりました。このことは、歩いた後には人はより覚醒して、それが記憶力を向上させるのではないか、ということを示唆しています。

ただし、この実験は短期記憶に関するものなので「試験勉強の前に散歩したほうがいい」とまで言い切れるものではありません。


この記事はBPS Research Digest"Why you should go for a brisk walk before revising"を参考にしました。

元の論文はこちら


(文: SY)
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