2011年09月04日
言語ごとの情報伝達速度
(c) サカケン|写真素材 PIXTA
フランスのリヨン大学のFRANÇOIS PELLEGRINOらが7つの言語の情報伝達速度について調査しました。これは20の短い文章を中国語(北京語)、英語、フランス語、ドイツ語、日本語、イタリア語、スペイン語の7ヶ国語に翻訳し、ネイティブな話者60人に話してもらうということで調査しました。
この結果、情報を伝える速度は言語の間でほとんど違わないことがわかりました。
ただし、聞いた時の印象はかなり違います。これは、言語によって音節の速度に違いはありますが、早い言語はその分だけ情報の密度が低くなっているためです。このことが言語間の情報伝達の速度の差が少ない理由になっています。ちなみに日本語は、1音節は早いけど情報密度が低い言語、ということになります。一方、中国語は1音節は遅いけど、情報密度が高い言語になります。
この記事は以下を参考に書きました。
Linguistic Society of America (2011, September 2). Language speed versus efficiency: Is faster better?. ScienceDaily. Retrieved September 4, 2011, from http://www.sciencedaily.com-/releases/2011/09/110901093726.htm
(文: SY)
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/47721463
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/47721463
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック