
iversさんの画像を使用しています。
イギリスのキール大学のChris Stiffが141人の大学の新入生の1学期の間を対象にフェイスブック(Facebook)の使用を尋ね、またその人の自尊心、幸福感とストレスレベルを調査しました。
その結果、他の人とのやりとりが多かった学生は、より自尊心と幸福感が高くなり、ストレスレベルが低くなったことが分かりました。この時、フェイスブックのフレンドの数は関係がありませんでした。
次に169人の学生を対象とした調査は、1年の2学期を対象として行いました。すると、今度はフェイスブックの使用は、学生の自尊心や幸福感と関係がありませんでした。
つまり、学生生活の最初のスタートでは、フェイスブックを使って実際の社会関係を作っていき、その結果として自尊心や幸福感やストレスに良い影響を与えます。そして、その社会的関係が築かれた後は、フェイスブックを使っても自尊心や幸福感には影響を与えないと考えられます。
そういえば、私も大学時代で仲が良い友人は1年生の4月の最初に仲良くなった人ばかりです。フェイスブックはこのような友人関係を規定するために使われるようです。
もちろん、日本の場合はフェイスブックでなくてMixiかもしれません。
この記事はBritish Psychology Societyの"How Facebook helps new students adapt"を参考に書きました。
(文: SY)