日本では花王が以下のリンクで調査をしています。
SNSホンネ調査
これは20-29歳の男女にWebアンケートをした結果で、男性206、女性104の結果です。
結果として、ソーシャルメディアに顔を出しているのは、男性19%、女性36%という結果を得ています。これは妥当なのでしょうか???花王の調査はFacebookに限っておらず、”ソーシャルメディア”全体を対象としたものになっています。
というわけでFacebookに限った調査をしてみました。ランダムに選んだ知人の知人の知人(ただし日本人が対象)の写真を調査分類してみました。Facebookの平均ネットワークサイズは4.6という研究があったはずなので、日本人を対象とするならば、悪くないランダム性だと思います。ちなみに調査日は2011/9/20でサンプル数は男性173,女性134です。
写真は、顔/上半身を出している写真、全身を出している写真(一人で写っている)、顔の一部が写っている写真、他人と写っている写真、家族と写っている写真、似顔絵、その他(物やペットの写真やマンガのキャラなど)、写真未設定と分けています。
(ちなみに今回の調査では、明らかに本人じゃない写真(有名人の写真)というのは見つけられませんでしたが、実際には本人の写真でなく別の人の写真である可能性はあります)
結果は以下のグラフです。左側が男性、右側が女性です。

見て分かるように、顔の一部を含めて日本でFacebookで単独で顔出しをしているのは、男性67%、女性61%です。Facebookに限った比率としては、直感に合う結果ではないでしょうか?また、他人と写っている写真(例えば飲み会やパーティーの写真などで自分がどれかは分からないもの)も含めて、写真を出しているものは、男性78%、女性71%となります。
これは、知人の知人の知人という条件をつけたことで、実際に使用しているアクティブなユーザーが主な対象になっているという効果があると思います。
ちなみに今回300枚近いプロフィール写真を見てきましたが、やはりプロフィール写真の巧拙というのは出ますね。別途こういった写真の条件ごとの好感度も測ってみて報告したいと思います。
(文・調査: SY)