2011年09月21日
選んだ人が好きな人
(c) シャンタオ|写真素材 PIXTA
意思決定においては、最初の選択にこだわってしまうということがよくあります。これは一貫性バイアスとして知られることです。人は自分が行った決定に囚われてしまうのです。
ある実験では、男性に女性の写真を見せて、どちらが好みかを決めてもらいます。選択された後に、実験者は写真をすり替えて男性が選ばなかった方を渡します。
その後、どうしてその写真の女性を選んだかを質問すると、ほとんどの男性はすり替えに気づかず、どうしてその女性を選んだか、どう魅力的なのかを説明します。つまり、すり替えに気づかないだけでなく、自分の選択を即座に合理化してしまうのです。
このことから何が言えるでしょうか?選択という行為は、本来の自分の好みよりもより強力なもので、一度選択が行われると、好みすらも後から書き換えられてしまうのです。
この記事はBarking up the wrong treeの"If I replaced your girlfriend with someone else, would you even notice?"を参考に書きました。
(文: SY)
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