2011年09月27日

匿名やグループでは、相談するな!!

会議中 - 写真素材
(c) tooru sasakiストック写真 PIXTA


コンサルタントや医者など多くの専門家がアドバイスをすることでお金をもらっています。

カーネギーメロン大学のGeorge Loewensteinとデューク大学のSunita Sahは、被験者がドットの数を見積りをアドバイスするというテストを行うことで、アドバイスをする時に対象との関係とアドバイスの正確さを研究しました。

この研究によると、アドバイスを行う際には、アドバイスの対象が具体的(名前と年齢がわかっている)だと、より適切なアドバイスができますが。アドバイスの対象が具体的でない(名前も年齢も分からない)と、より悪いアドバイスをしてしまいます。これは相手のことをより具体的に知ることで、相手からの情報を尊重した結果と考えられます。


また、アドバイスの対象がグループの場合はより悪いアドバイスをします。もちろん、アドバイスの対象がグループの場合でも、相手の名前と年齢がわかっている場合は、より適切なアドバイスをします。

アドバイスのバイアス.001.jpg

上図がその結果です。この実験では、対象が一人で具体的(名前と年齢が分かってる)とかなり正確なアドバイスが行われますが、匿名の場合はより悪いアドバイスが行われます。対象がグループになると、さらに悪いアドバイスになっていることが分かります。


この実験は、アドバイスをする人と、アドバイスをされる人が、ある程度対等という条件のものです。もし、アドバイスをする人の情報がより少ない場合にはこの状況はより大きくなると考えられます。


この記事は以下を参考に書きました。
Carnegie Mellon University. "Amplification of bias found in advice to the unidentified and many." ScienceDaily, 22 Sep. 2011. Web. 27 Sep. 2011.

元の論文情報はこちら。
S. Sah, G. Loewenstein. More Affected = More Neglected: Amplification of Bias in Advice to the Unidentified and Many. Social Psychological and Personality Science, 2011; DOI: 10.1177/1948550611422958

(文: SY)
posted by さいころ at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 発想法・問題解決
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