2011年10月04日

功利主義者はイカれてる?

タカレナ0040 - 写真素材
(c) タカレナストック写真 PIXTA


去年、ハーバード白熱教室というテレビ番組や、その活字版である「これからの正義の話をしよう」という本がかなり売れました。ここでマイケル・サンデル教授は、歴史的に道徳観を、功利主義、自由主義、美徳による道徳の3つに分けて、そこから自らの主張するコミュニタリアニズムを語っていました。功利主義というのは”最大多数の最大幸福”という言葉で知られるもので、社会全体の効用を考えるというものです。

コロンビア大学のDaniel Bartelsとコーネル大学のDavid Pizarroの研究は、彼らは208人の大学生を対象として、道徳的な観点と性格特性に関するものです。

この研究によると、功利主義的な考え方をする人は、サイコパス的で、目的のためなら非人道的にもなるようなマキャベリ的特質を持ち、人生の意味を感じない、という傾向が普通の人よりも強いことが分かりました。


多くの道徳的ジレンマに対して、功利主義的な観点から良い解決が出来ることが知られていますが、良い解決ができる人が良い性格特性を持つわけではないということです。


論文情報はこちら


この記事は以下を参考に書きました。
Columbia Business School. "Antisocial personality traits predict utilitarian responses to moral dilemmas." ScienceDaily, 1 Oct. 2011. Web. 4 Oct. 2011.

(文: SY)
posted by さいころ at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 発想法・問題解決
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