2011年10月07日

気持ちをリセットする簡単な方法

手洗い - 写真素材
(c) gomagoma 2写真素材 PIXTA


ミシガン大学のSpike LeeとNorbert Schwarzの研究は手を洗うことの心理学的な意味についてのものです。

手を洗うことは健康にとって大事なことはもちろんですが、気持ちにとっても様々な意味を持っています。

人は手を洗うことで、最後に行った様々なことを”リセット”するようです。例えば、ギャンブルで負けが込んでいる人は、一度手を洗うと”悪い流れが消えた”と感じるのか、再び賭け金を上げます

さらに、自分が悪い行いをした後でも、手を洗うことで罪悪感が減ります。逆に、自分がいい気持ちでいる時でも、手を洗うことでいい気持ちが減ってしまうのです。つまり、手を洗うことで、気持ちが”リセット”してしまうのです。


また、Leeらの実験では、2つのフルーツジャムのうちどちらかを選んで、その後でどちらのジャムが良かったかを聞くというものがあります。人は、自分が選択した後に、それを正当化する傾向があります。しかし、選択をした後に手を洗うことで、この正当化の度合いを半分程度に減らすことができます。つまり、手を洗うことで人は冷静になって、自分の決定をより客観的に見ることが出来るのです。


このように手を洗うことには様々な効果がありますが、全て自分の気持をニュートラルに近づけるというものです。もちろん、手を洗うだけで全てが解決するわけではありませんが、落ち着くために手を洗うというのは実際的に意味があるのです。

これまで、私は仕事をしている昼間に眠気覚ましに手を洗うというのはよくしていましたが、眠気覚ましだけでなく冷静になるために手を洗うというのもアリなんですね。


元の論文はこちら。
S. W. S. Lee, N. Schwarz. Wiping the Slate Clean: Psychological Consequences of Physical Cleansing. Current Directions in Psychological Science, 2011; 20 (5): 307 DOI: 10.1177/0963721411422694

この記事は以下を参考に書きました。
Association for Psychological Science. "You can wash away your troubles, with soap." ScienceDaily, 5 Oct. 2011. Web. 7 Oct. 2011.


(文: SY)
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