
(c) TOKIO|写真素材 PIXTA
エモリー大学のHeather Ruppとインディアナ大学のKim Wallen が、男女が異性や同性のどこを見るかを研究しました。
これは27人の学生を対象にした実験です。このうち13人が男性で14人が女性です。
カジュアルな服装のモデルの写真を、男女15枚づつ見せました。それをアイトラッキングしてどこを見ているかを計測しました。
この結果、女性が男性を見た場合は、顔、脚、肩をみます。見る回数でいけば、顔、肩、胸をよく見ます。男性が女性を見た場合は顔、肩、脚をみます。見る回数でいえば、顔、肩、胸、腰をよく見ます。
もちろん、男女共に写真の顔をかなりよく見ており、全時間の半分程度は顔を見ます。
また、見る順番として、男性は顔の次に相手の胸を見て、女性は顔の次に相手の脚を見る傾向があります。
この結果は納得のできるものです。やはり、男性は女性の上半身をよく見ていて、女性は男性の全身をよく見ているということと解釈できますね。
この記事はBarking up the wrong treeの”Where do men and women look first when eyeing the opposite sex?”を参考にしました。
元の論文情報はこちら
Gender Differences for Specific Body Regions When Looking at Men and Women" from Journal of Nonverbal Behavior, Vol. 32, No. 2. (14 June 2008), pp. 67-78.
(文: SY)