2011年10月16日

困惑する人は、寛大な人?

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(c) vantherra写真素材 PIXTA


カリフォルニア大学バークレー校の Dacher Keltnerらは困惑に関しての研究をしました。

1つめの実験では、60人の大学生が被験者となりました。まず、ビデオで録画されて困惑する場面の数をカウントされました。その後、10枚の宝くじのチケットを渡されて、独裁者ゲームをしました。独裁者ゲームというのは、独裁者が民衆にあげるチケットの枚数を決めて、それから民衆が自分と独裁者が決められた枚数のチケットを受け取るか、自分も独裁者も受け取らないという選択をするというものです。つまり、独裁者は、民衆が怒り出さない範囲でチケット枚数を配分するのです。

その後に、クレイグリストで募集した38人を被験者として、普段どのくらい当惑を感じるかを尋ねてから、同様に独裁者ゲームをして、当惑と寛大さの関係を調査しました。

この結果として、より困惑をする人は、よりたくさん民衆にチケットを配分します。つまり、困惑する人は寛大な傾向があるのです。


2つめの実験では、被験者は俳優が「テストで満点だった」と話しているのを見ます。この時、一部の俳優は困惑しながらしゃべって、一方の俳優は自慢っぽくしゃべります。それから被験者が相手の俳優を信用しているかどうかを調べるために、ゲームをしてもらいました。この結果、被験者は困惑を見せた俳優に対して、より打ち解けさせることが分かりました。


困惑をしている人を見ると、たしかに親近感を感じるのは納得がいきます。しかし、より困惑をする人が、寛大というのは興味深い結果でした。


この記事はカリフォルニア大学バークレー校の”Easily embarrassed? Study finds people will trust you more”を参考に書きました。


(文: SY)
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