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怠けないで、社会に出て楽しみましょう
知らない人と話すことは、思ってるよりも楽しいことです。これは、人はいいところを見せようとすることで、いい気持ちになるためです。
親友と4分間雑談するかを、全然知らない人と4分間雑談するか、のどちらかを選んでみてください。
友達を選ぶを選ぶことは、ほとんどの人にとって安心なことです。よく知っている人と雑談することは、快適でリラックスできる、いつものことです。一方、知らない人と話すことは、何かが起こります。
知らない人と話すことの問題点は、より多くの努力を必要とすることです。これは心理学者が”印象管理”と呼んでいることです。友達では、そのまま全てをさらけ出して、”自分自身”でいられますが、知らない人とでは自分をより厳しくコントロールして、がんばって”印象を管理”します。
自分をコントロールする努力とストレスが、知らない人と会うことから私たちを遠ざけます。しかし、最近の研究ではこの努力に隠れたメリットがあることが分かって来ました。そこで、私たちがよく知っている人をどのように扱うかについての学びましょう。
見栄をはる努力
Dunnら,2007の研究によると、被験者が、その人とやりとりをするとどのくらい楽しいかを予測しました。
1.長期的に恋愛関係にある自分のパートナー
2.異性の知らない人
その後、少しおしゃべりをして、どのくらい気分が良いかを採点してもらいました。ここから分かったことは、人は自分のパートナーと話しても思ったほど気分がよくならないということです。一方、知らない人と話すと、思ったよりも気分が良くなりました。
このことから何が言えるでしょうか?どうして、人は完全に見ず知らずの人と話すと思ったより楽しくて、パートナーと話すと思ったほど楽しくないのでしょうか?
この研究者によると、この理由はあなたが努力をしたかどうかに関わっています。友達やパートナーと話す時は私たちは彼らを楽しませたり、自分をよく見せるために大して努力を必要としませんが、しかし知らない人と話す時には努力が必要です。これが見ず知らずの人と話すと思ったより楽しく、知っている人と話すと思ったより楽しくない理由です。
続いての研究では、被験者にパートナーと努力して話すように言いました。すると、互いのやりとりがより楽しくなることが分かりました。このことは、努力さえすれば、パートナーでも友達でももっと楽しくできることを示しています。
この結果の面白い点は、私たちが知らない人と話すとどのくらい楽しくなるかを考えると私たちは努力がいいものとは考えず、パートナーについて考える時は怠けることを見逃すことです。
これらのことから2つの結論が導かれます。1つめは、パートナーや友達をより高く評価していているという当たり前ですが悲しい事実です。2つめは、直感的ではないこととして、自分をよく見せることで良い気分になるため、見ず知らずの人と会うことは、思っているより楽しいという事実です。
この記事はPSYBLOGの”Stop Being Socially Lazy and Start Enjoying Yourself”を翻訳したものです。
(翻訳: SY)