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女性になれていないと、男性が少し優しくされると、ついつい「あれ?彼女って僕のこと好きなのかな?」と勘違いすることがあります。え?ありませんか??私はめちゃくちゃありますけど...
この男性が女性からの友情感情を恋愛感情と間違えてしまうという研究は少なくとも1980年代からありましたが、最近、テキサス大学のCarin Perilloux,Judith EastonとDavid Bussが、アメリカでよく行われているスピードデートの形式で新しい研究をしました。この実験では96人の男性と103人の女性の学生が、3分間づつ5人の異性と出会うスピードデートをしました。
なお、スピードデートの前に被験者は自分の魅力を聞かれ、またスピードデートでの望ましさについて他人に評価されました。そして、スピードデートの後に、出会った異性について外見的な魅力とセクシャルな興味も含めてレーティングしました。
その結果、すぐにエッチをしたがっている男性は、女性の自分への興味を過剰に見積もるし、自分がセクシーだと思っている男性も女性の自分への興味を過剰に見積もることが分かりました。しかし、女性が実際に魅力的と感じている男性は、このような過剰な見積はありませんでした。また、男性は、より魅力的な女性だと、自分への興味が大きいと過剰に見積もっていました。つまり、
1.エッチしたがっている男性
2.自分がセクシーだと思っている男性(自分だけそう思ってる場合)
3.相手の女性が魅力的なとき
の3つの場合に、「相手が自分を好きかも?」と勘違いしてしまうということですね。
一方、この研究では、女性は、男性の自分への欲望を過少に見積もっていることも分かりました。
このことから言えることは、男性は相手の恋愛感情を割り引いて考えましょう、ということです。もちろん、無駄にプッシュするということもありますが、勘違いして無駄にプッシュするよりは、冷静に状況を見極めれる力があった方がいいんじゃないでしょうか...
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.たぶん。
この記事はAssociation for Psychological Scienceの"All It Takes is a Smile (For Some Guys)…"を参考に書きました。
(文: SY)
下はLOVE理論という本の文庫版です。単なる経験則やオモシロネタからなる半分ネタ本(モテ本というよりもビジネス本?)ですが、DVD買っちゃうほど好きです:-> あ、全然心理学の本ではありません。
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