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アメリカでは、20%の人が、オンラインデートサイトで恋人を見つけています。では、恋人をみつければ「成功」なんでしょうか?
ドレクセル大学のChristopher MascaroとRachel Mageeの研究は、オンラインデートサイトごとに、何を持って「成功」と考えているかを示したものです。2011年の3月末〜4月頭の2週間にMatch.com, eHarmony, OkCupidの3つのサイトから「成功した話」から、何を成功とみなしているかを分析しました。
すると、eHarmonyでは、成功した人の84%が結婚しているのに対してMatch.comでは46.7%、OkCupidでは23%となっていました。これは、「成功した話」から抜き出した中での比率なので、厳密な比率とは違うと考えられますが、一方でこの数字はそれぞれのデートサイトの特徴を示していると考えられます。これは、それぞれのデートサイトの登録者数(Match.comが最大)や課金システム(Match.comとeHarmonyは他人と連絡するのにお金が必要)などによるものと考えられます。
この研究は、既にデートサイトを使っていて「成功した話」をデータにしているので、参加者がどのようにデートサイトを選択するかといったことは分かりませんが、それぞれのデートサイトを使っている人が、何を持って「成功」とみなしているか、また、それがオンラインデートサイトごとに違うといったことは分かりました。eHarmonyの84%は、結婚率の高さなのか、それともサイト運営者が見せたい幻想なのかは分かりません。しかし、OkCupidの23%と比べると、オンラインデートサイトごとに違いがあることは分かると思います。
この記事はドレクセル大学の"Looking For Love: Drexel Researchers Put Online Dating to the Test"を参考に書きました。
(文: SY)