
最近はフェイスブックやツイッターなどで自分の実際の顔写真を載せる人が増えてきました。このプロフィール写真をどうするかというのはいつも問題だと思います。
最近はフォトショップを使わずに、デジカメでも補正ができるものも出てきたので”罪悪感”なしに補正もできるかもしれません...:-b
それでは、プロフィール写真はどのくらい正しく自分を表しているのでしょうか?
コーネル大学のJeffrey HancockとCatalina Tomaは、男女27人づつの計54人を対象として、オンラインデートサイトに登録した写真の自己評価と第三者評価をするという研究をしました。
オンラインデートサイトの写真を「1=全然正確じゃない」から「5=とても正確」までの5段階で評価しました。
この結果、自己評価ではプロフィール写真の正確さは平均4.46と判断していましたが。第3者評価によると、男性は3.50,女性は2.98とかなり落ちました。つまり、プロフィール写真はそれほど「正確な自分」を表していないということです。
もちろん、被写体は本人ですので照明や角度などで「可愛く」、「かっこ良く」写ることが可能です。そして実際に多くの人は「とても正確」な姿よりも、「どちらかといえば正確」な姿を晒しているようです。
元の論文情報はこちら。
Jeffrey Hancock, Catalina Toma,2009, "Putting Your Best Face Forward: The Accuracy of Online Dating Photographs", Journal of Communication 59 (2009) 367–386
(文・絵: やまざきしんじ)