
誘惑に立ち向かう時、なんといえばいいのでしょうか?ダイエットを決意した人がケーキに立ち向かう時には「ノー!」と叫ぶのがいいでしょうか?「ダイエット中だから、食べられなぁい ><) 」と可愛く言うのでしょうか?
ヒューストン大学のVanessa Patrickとボストン大学のHenrik Hagtvedtの研究によるとどうやら、それらは正解ではないようです。30人の女性を以下の3つのグループに分けました。
1.「私はしない」グループ(I don't)
2.「私はできない」グループ(I can't)
3.ただ「ノー」と言うグループ(No!)
すると、この中で一番誘惑に打ち勝つことが出来たのは、1の「私はしない」グループ(I don't)でした。誘惑に打ち勝つだけでなく、「私はしない」人は、自律性や自己管理している感覚も持っていました。
そうやら、「私はできない」と考えるのは選択の原因を他者に押し付けているのですが、「私はしない」というのは自分の選択ということのようですね。少し前に流行ったドラマで「それはあなたが決めることです」という台詞がありましたが、誘惑に立ち向かう時にも、できないと外部に理由を探すのでなく「自分が選択をする」ことが大事なようですね。
この記事はEurekAlert!の"Can 1 simple strategy help consumers say 'no' to temptation?"を参考に書きました。
(文・絵: やまざきしんじ)