2012年04月03日

上司を操る方法?

ボスを操る感謝.jpg

多くの会社では昨日から新入社員が入社して、フレッシュな雰囲気とぎこちなさが会社にあるようです。新入社員に限りませんが、どう上司と接すればいいのでしょうか?


南カリフォルニア大学のYeri ChoとNathanael Fastの研究は、上司との関係にヒントをくれます。

Choらの研究は、被験者に対して、別の部屋にいるパートナーとのやりとりを行うというものです。被験者は、別の部屋にいるパートナーに対して、ノートを使ってやりとりをします。そして、パートナーが書いた「あるモノの組み立て方」の説明に対してフィードバックを行います。

この時に2つの条件があります。1つめは、被験者の一部は「相手を評価するように」と言われ、もう一方は「相手にフィードバックを与えるように」と言われます。評価をするのは上司にあたる権力者タイプと、評価しないのは同僚タイプと考えることができます。

フィードバックの後には、被験者の一部には相手から「フィードバックしてくれてありがとう」という感謝の言葉がもらえ、もう一方は感謝の言葉はもらえません。

※ちなみに別の部屋にいるパートナーというのはウソで、本当はみんなに同じノートをやりとりをしています。


この実験を行った後に、被験者にパートナーの能力について評価するように聞きます。すると、自分が相手を評価するという権力者タイプの場合は、相手が感謝の言葉を伝えると普通に能力を評価しますが、感謝の言葉を伝えてこないと能力を低く評価します。一方で、相手にフィードバックを与えるだけの同僚タイプの場合は、相手からの感謝に関わらず相手を普通に評価します。


つまり、この実験から分かることは、もし感謝の言葉がないと、上司にあたる人は不当に低く能力を評価してしまうということです。一方、同僚の場合は感謝の言葉は評価には影響をしません。

ちなみにこの研究では、「上司への感謝は短期的には有効であるが、長期的にはよくわからない」と主張しています。長期的には、感謝の言葉に頼らず、状況をコントロールできるようになるべき、ということのようです。


この記事は以下を参考に書きました。
University of Southern California. "How to handle your insecure boss." ScienceDaily, 29 Mar. 2012. Web. 3 Apr. 2012.

(文・絵: やまざきしんじ)
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