2012年04月11日
スマートフォンで悪夢を追い払う?
良い眠りと素敵な夢は、人の生産性を向上させます。それでは、私たちはどのくらい悪い夢を見ているのでしょうか?ノートに夢を記録している人はそれを知っているかもしれません。
人気の心理学者であるイギリスのハートフォードシャー大学のRichard WisemanはYUZAという開発メーカーと共にDream:ONというiPhoneアプリを作り、実験をしました。この実験の目的は、夢の記録でなく、夢をコントロールできるかを確認するものです。
このアプリでは睡眠をチェックして、夢を見ている時に注意深く、森を散歩したり、ビーチに座っているような楽しい出来事をイメージさせるような音楽を流します。夢が終わると、アプリはアラーム音を流して、被験者は自分の夢を書いて、データベースに送信します。また、ユーザはFacebookやツイッターで夢を共有することを推奨されます。
この実験で分かったことは、被験者の21%は嫌な夢を見ていて、15%は嫌な夢で苦しんでいることです。また、この実験から、ロンドン地区では32%が、スコットランド地区では25%が、ウェールズでは29%の人が楽しい夢を見ているといったように、地域ごとの傾向も分かりました。これ以上の詳細は、さらなる分析が出るのを期待してます:->
海外では、このようなスマートフォンと心理学実験(もはや実験なのか実践なのか悩むレベルですが)が増えてきました。日本でもこういった研究が増えてくると面白いんですが。
Dream:ONのホームページ、アプリの説明動画(英語)とダウンロードのリンクはこちらです。
この記事はAlpha Galileoの"Mass participation dream experiment launches"を参考に書きました。
(文・絵: やまざきしんじ)
リチャード・ワイズマンの本はどれも面白いですー。
これは新刊ですね。今調べたら、いつの間にか翻訳されてましたが、私もまだ読んでません^^;;
「心理学って役に立つの?」という問いに59秒で答えるという本です(原題が59seconds) 世の中の様々な”心理学っぽい”ウソっぱちを、実験から明らかにするという本です。実はさいころニュースの裏コンセプトとちょっと似てます:->
自己啓発書としても一級品です。これこそ、自己啓発といった一冊。
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