2012年05月02日

履歴書のオンラインサービスは虚偽が多い?

リンクトインと紙の履歴書.jpg

アメリカではLinkedInというソーシャルサービスが人気です。アメリカと日本では求職のスタイルが違い、また日本語化されたのもごく最近のためほとんど使われていません。

一方、LinkedInには経歴などでごまかしが多いのではないか?、という疑念が言われています。これは本当でしょうか?

コーネル大学のJamie Guilloryらの研究では、119人の被験者が、
・紙の履歴書
・LinkedInのプライベート履歴書
・LinkedInの公開の履歴書

を書いたところ、自分をよく見せるための経歴のごまかしはLinkedInでは紙の履歴書よりも少なかったです。ただし、仕事の以前の職歴や担当のごまかしは紙の履歴書よりは少ないものの、興味あることや趣味といった分野ではごまかしが増えており、トータルでのごまかしは、紙の履歴書とLinkedInでは変わりませんでした。


LinkedInは心理的距離が遠いので、電子メールテキストチャット同様に嘘をつきやすいと思っていましたが、意外にも頻度は紙の履歴書と電子的な履歴書では同じくらいだったんですね。


この記事はBarking up the wrong treeの”Are publicly visible résumés on Linked In more honest than paper ones?”を参考に書きました。



(文・絵: やまざきしんじ wxs43645)
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