
天才になるには1万時間というのはよく言われています。
1万時間の練習を積むことで、1つの分野で習熟し、天才になることが出来ると言われています。1万時間というのは、1日3時間を10年間続けるということです。もしくは1日10時間を3,4年間でしょうか。実際に、マルコム・グラッドウェルの「天才」という本を読むと、天才は才能でなく、努力(と運)であるという印象を持ちます。
もちろん、どんなことでも1万時間をすれば天才になれるというわけではありません。様々なスポーツでは、いくら練習してもあまり上手くならない人がいると思います。これは、適切な練習方法をしていないというのがあります。上達するには、高い目標を持って練習をしないといけません。自分のベストのパフォーマンスの10%増を目標として日常から練習する必要があります。このような練習の質がなければ、単純に1万時間を重ねてもあまり意味はありません。
(タイムを測る競技の場合は、過去5回〜10回の平均タイムと最高タイムを計測して、次からは平均しても以前の最高タイムが出るように目指します)
もちろん、天才と言われるためにはこれだけで十分とは言い切れません、競技によってはたくさんの競技者がいますし、一人だけで練習できる競技もあれば、同レベルの対戦相手がいないと上達しない競技もあります。
また、天才が主観で決められるもの(例えば小説家や音楽家)の場合は運も必要となりますし、むしろ運の要素が大きいものもあります(たくさん応募するとか、編集者と仲良くなるなどの運を引き寄せる方法もありますが)
天才が1万時間で創られるかは分かりませんが、周りに才能のある人がいる競技で、スキルを伸ばすような練習方法を行なっていけばその道の第一人者になれそうですね。
(文・絵: やまざきしんじ)
人気のビジネス書作家マルコム・グラッドウェルの本です。是非一読してみてください。
タイトルはパクリっぽいですが、内容も似ています。そして、この本もとても面白いです。天才の続編として是非読んでみてください。