昨日おこなったさいころセミナー「性格の心理学」の発表内容から性格のタイプ分けの疑問について書いていきます。これは「性格のタイプ分けって意味あるの?」という疑問です。
まず、タイプ分けでは、よく5つや12に人を分類するものがありますが、これがよく分からないというのが私の疑問です。例えば2つの特徴から、人を3種類に分けることを考えてみましょう。
そうすると、どうして、その3種類に分けたのかという問題がどうしても出てきてしまいます。下のように2つや4つに分けるならば納得なんですが..
というわけで、もし皆さんが人の性格をタイプ分けしたい時は、2,4,8,16といった2のべき乗になるように分けましょう。これだと、僕もスッキリします:-D
また、そもそも人を何かの特性をもとに何種類かに分ようとするときの別の問題があります。人の特徴を2次元で表したとすると、それぞれの性格は大きく違うというよりは平均に近いと考えられます。
もし上の図の左というよりは、右のようにみんな性格が近いはずですよね?
それならば、無理にタイプに分けてしまうと、実際には線上にいる(どちらのタイプとも言える)けど、どちらかのタイプに無理矢理分類しないといけなくなってしまいます。なので、単純にタイプに分けるより平均からどのくらい違うのか(偏差値がどのくらいか)を知るのが大事ではないかということです。
結局、人の性格なんてほとんどの人が比較的似通ったあたりにいるはずですし。
人の性格を4つのタイプに分けるとか5つのタイプに分けるよりも、個々の特徴のパラメータがどのくらいかを教えてくれることが役に立つんじゃないか、ということですね。
あなたは「大らかで優しいゾウさんタイプです」というよりも、あなたの寛大さは偏差値52で、優しさの偏差値は55です、という方が役に立ちそうです。
ただ、人を何種類かのタイプに分けるというのはバツグンに分かりやすいので、思わずタイプに分けちゃったりするし、そのためにタイプ分けがたくさん世の中に出回っちゃうんでしょうね...
(文・絵: やまざきしんじ)

