昨日は、さいころセミナーα@タスクールということで”イエスと言わせるテクニック 説得の心理学”というテーマでお話をしてきました。この準備(と塾の予習)で少し更新が滞ってました..ごめんなさい (_o_)
昨日お話した内容から、今日はカリスマのテクニックについてポイントを3つ説明します。
さいころニュースでも以前”カリスマは生まれついてのものか?”という記事でカリスマについてご紹介しましたが、今日の内容はイギリスのエグゼター大学のアレクサンダー・ハスラムらの研究によるものです。
ここでは、カリスマのポイントとして、3つのものを挙げています。
1.「私たち」で語ること。そして、”私たち”みんなが知っている歴史や名言を使うこと。
4世代と7年前に私たちの祖先たちはこの大陸に、自由の理念から生まれ、全ての人が平等に創られているという命題に捧げられた一つの新しい国を生み出しました。
リンカーンのゲティスバーグ演説はこのように始まります。カリスマは”私たち”の代表です。そのため、”私たち”として話し、また、私たちの歴史や私たちみんなが知っている名言やエピソードを使います。
2.「私たち」のグループにとって、あるべき外見、話し方、言葉の使い方をすること。
バラク・オバマ大統領は、いつも”強いアメリカ人らしい”外見と話し方をしています。また、知的な人たち、白人以外の人たちの代表者といった印象も与えます。このようにカリスマは”私たちの代表らしい”見た目、話し方をしています。
3.グループのみんなが持っている関心事について、結果を「イメージさせる」ストーリーを語ること。
我々は、10年以内に人類を月に到達させる。
それが簡単だからではありません。
それが困難だからです。
これはジョン・F・ケネディのアポロ計画についてのスピーチの一部です。聞けばすぐに何をするのか、が明確にイメージできるスピーチではないでしょうか?
難しい話し方よりもシンプルに「皆さんのためにトンネルを作ります!」と言うのがカリスマらしい話し方です。(←イマドキの政治家ではないですね^^;;)
私たちがカリスマになることはないかもしれません。しかし、この3つのポイントを覚えておくと、例えば飲み会の乾杯の際にでもキレた挨拶ができるかもしれません。
(文: やまざきしんじ)
2012年07月24日
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