2012年08月01日
男女で文字とおり、見方が違う?
男女では物の見方が違うというのはよく言われています。でも、本当でしょうか??
もし、「男脳・女脳」、「男性は狩猟にでかけて、女性は農耕をしていたので、脳の仕組みが違う」こんな話を聞いたら、たっぷり眉毛に唾をこすりつけてから話を聞かないといけないはずです。しかし、実際に男女では物の見方が違うという研究を南カリフォルニア大学のJohn ShenとLaurent Ittiが行ったそうです。
この研究は34人(15人の男性と19人の女性)の被験者が様々なビデオを見る時の視線を解析したものです。ここから分かったことは、ビデオで人が話している時に、男性は口を最もよく見ていて、女性は目を最もよく見ていることが分かりました。さらに詳細には、男性は口をずっと見ているのに対して女性は口から身体にかけて視線が行き来していました。
また、女性は話している人だけでなく、画面に入ってきた(フレームに入ってきた)モノなどをよく見ていました。一方で、男性は話している人の後ろで何かがあるとそれを見ます。
これは、男性はより一点をよく見ていて、女性は全体を見渡している傾向があるということを表しています。
この研究の結果を、直接販売や商品開発に結びつける方法は思いつきませんでしたが、それでも、物を見るという基本的な行動に対して、男女差が影響を与えているという実験は面白いものでした。
この記事は南カリフォルニア大学の”Hey, I'm Over Here: Men and Women See Things Differently”を参考に書きました。
(文・絵: やまざきしんじ)
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/57371136
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/57371136
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック