2012年09月05日

”いつも”から逃れる2つの発想テクニック

機能固着.jpg

創造性を高めるための方法として、以前、機能を無視して、材質、形、大きさなどに着目するという”質問ノートと創造的な解決法”という記事を書きました。


物の機能をその代表的な機能に限定して考えてしまうという機能的固着(functional fixedness)から抜ける2つのテクニックについて簡単に紹介しましょう。


まず、一つめのテクニックとしては、抽象的な名前を使うというものです。例えば、コップといってしまうと機能のイメージがあるので、円柱と名付けます。ドライバーという名前でなく、金属の棒と呼ぶといったテクニックです。具体的な機能のイメージを伴う名前でなく、抽象的な名前を使うことで、物と機能を切り離します。


二つめのテクニックとしては、物の置き方を工夫するというものです。もし、箸と茶碗があったら、箸を二本一組にして茶碗の近くにおかないようにします。茶碗の近くに棒が2本あると箸という機能的固着が起こりやすくなるので、茶碗から離して、それぞれの2つの棒を離して置きます。これは、物の配置が機能のイメージを伴ってしまことがあるので、配置と機能を切り離すというテクニックです。


機能的固着は、いつもの物に対して、いつもの使い方(機能)しか思いつきにくくなるというものです。いつもの名前、いつもの置き方とは違うのが創造性のポイントなんでしょうね。


ちなみに、1つめのテクニックに関しては、lifehackerさんで”ひらめきや新しいアイデアを生み出すには「呼び名」を変えると効果的”という記事が書かれています。


この記事はAssociation for Psychological Scienceの”Stumped by a Problem? This Technique Unsticks You”を参考に書きました。

また、以下の論文も参考にしました。
Tim Germanら, 2005, "Functional Fixedness in a Technologically Sparse Culture", Psychological Science January 2005 vol. 16 no. 1 1-5


(文・絵: やまざきしんじ)
posted by さいころ at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 発想法・問題解決
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