2012年09月10日

勉強できない人ほど過信する、勉強できる人は早めにアラートを出す!

以前、「8割の学生は自分の実力を過大評価」という記事を書きました。これは、勉強ができない学生ほど自分の成績を本来より高く見積もってしまっており。上位20%程度の学生は、時分の実力を本来より低く見積っているというものです。

成績の自己認識.001.jpg

これは普段から勉強をしている成績がいい人ほど、より万全の態勢でテストに望み、きちんと準備をするが。一方で勉強ができず、より頑張らないといけない人ほど、より「大丈夫!」と考えて勉強をしない傾向があるということも説明できます。

私の周りを見ていても、出来る人ほど、前からきっちり準備をしてテストに臨んでいて、直前にバタバタすることがありません。一方で頑張らないといけない人ほど直前にバタバタしたり、下手するとバタバタもがくことすらしていません。


また、勉強については早めにアラートを上げる能力というのも大事です。うちの塾の場合も、出来る人ほどより早い段階で「分からなーい!」と声を上げる傾向があります。あと少しで分かるなどと自分を過信しないで、きちんと聞いてくるんですね。テストまでだいぶ時間があっても、わからなくなってきた段階ですぐに質問をしてくるので、より準備もできますし、きちんと理解してから次のステップに進むのでその先の学習効率も高いです。


物事を覚えておいたり、仕事を効率的に行うためにも、自分について俯瞰して理解するというメタ認知能力が大事です。また、勉強をすること自体より「いかにより効率的に勉強するか」という仕組み作りに意識を注げるかも勉強をする時にはとても大事なポイントになってきます。


(文: やまざきしんじ)
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