2012年10月16日
不安はテストの敵じゃなく、味方なのかも!?
学校のテストはストレスがかかるものです。学校のテストが不安で眠れない...というほどテストに入れ込んでいた人は少ないかもしれませんが、それでも不安なのは間違いないです。ちなみに、不安によるパフォーマンス低下は「どうせみんな不安」で、一律であるような気がしますし、もしかするとストレス耐性によって違いそうな気もします。
このことについてイギリスのケンブリッジ大学のMatthew Owensらが能力と不安がどのようにテストに影響を与えるかを調査しました。
この実験は12歳から14歳の96人の学生を対象として、ワーキングメモリと不安をテストしてから、認知能力と数学のテストをしました。すると、ワーキングメモリが多い人は不安であるほどテストの結果がよく、一方でワーキングメモリが少ない人は不安であるほどテストの結果が悪いことが分かりました。
つまり、この実験では、能力が高い人にとっては不安がパフォーマンスを向上させ、能力が低い人にとっては不安がパフォーマンスを低下させたのです。能力が高い人は、不安によってパフォーマンスを向上させるというのが面白いですね。
この記事は以下を参考に書きました。
British Psychological Society (BPS). "Exam anxiety may lead to better grades." ScienceDaily, 10 Oct. 2012. Web. 16 Oct. 2012.
(文・絵: やまざきしんじ)
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