
コロラド大学のCarmen Stavrosituはブログを書くことの影響を研究をしました。
340人の女性のブロガーを対象として行った最初の調査では、自分についてのブログを書いている人はブログ内でのコミュニティへの所属意識が高まり、社会など外部について書いている人はブログによって自分を有能で、積極的で、自信を持たせるということが分かりました。
次に女性の大学生を対象として、106人に自分のことと、108人に科学や社会や政治などのことをブログに書いてもらいました。この時に、それぞれのブログには1日あたり50人か20人のアクセスがあるようにしました。また、あるブログにはコメントをたくさん書き、別のブログにはほとんどコメントを書きませんでした。すると、より多くコメントをもらったブロガーはコミュニティへの感覚が高まりました。また、アクセスが多いと、より自分の影響力を感じます。
現在は、ブログを書いている人がとても多いのですが、このようにブログにはアクセス数やコメント数から書き手へのフィードバックが行われているようです。また、コメントとアクセス数は、全く違う影響を与えているんですね。たしかに、これは自分のやっているブログでも分かります(コメントは名前が書いてあるので)
また、Stavrosituは、女性ブロガーを対象にしたのは「女性の方がよりブログをやっており、よりブログを続けているから」という理由です。このあたりは、女性の方がブログによって社会への影響を与えている感覚をより持てるからかもしれませんね。
この記事はペンシルバニア州立大学の”Comments, traffic statistics help empower bloggers”を参考に書きました。
(文・絵: やまざきしんじ)