
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。昨年は、後半から更新頻度を少し下げていましたが、今年はもう少しペースをあげていく予定ですのでよろしくお願いいたします。
さて、今年一回目の記事は、少しマニアックなカナダのラヴァル大学のAnna Lomanowskaらによるセカンドライフのパブリックスペースにいる404人のアバター(男性192人、女性212人)を対象とした肌の露出に関する研究についてです。
この調査によると、男性キャラクターは大半が71%が少し(0-25%)しか肌を露出していないのに対して、女性キャラクターは肌を多く(51-75%)露出していることが最も多かったです。ちなみに、この露出量は現実世界と違って、ウェストとバストの比率などのセクシーかどうかといった数値とは無関係でした。

サイバースペースの服装については、(リアルな)本人の体型に関わらず好きな服を着ることができ、住んでいるエリアの気候なども考慮する必要がありません。このことによって、本人の服装へのより本当の趣味が出るとも考えられます。またリアルとバーチャルの性向の違いといった研究はこれからもどんどんと増えていきそうですね。
この記事は以下の論文を参考にしました。
Anna Lomanowskaら, 2012, "Virtually Naked: Virtual Environment Reveals Sex-Dependent Nature of Skin Disclosure", PLoS ONE, 2012; 7 (12): e51921 DOI: 10.1371/journal.pone.0051921
(文・絵: やまざきしんじ)