2013年02月18日

スキル向上の課題は、変化していく

バスケット.jpg

チームのメンバーの営業成績が落ちている時、それは何が原因でしょうか?景気などの外部環境でなければ、そのメンバーの問題ですが、それは何が問題でしょうか?

努力しないから?プライベートで心配事があるから?それとも..


カナダのトロント大学ロットマンスクールのMaria Rotundoは、700人以上のアメリカのプロバスケットボール選手(NBA選手)を対象とした調査をしました。この研究によると、約10%の選手が先シーズンとは違うスキルを伸ばすことに注目しているのです。

そういえば、サッカーで有名なメッシという選手はデビュー当初は右足のコントロールに難があり、右足で強いシュートが打てなかったのですが、3シーズン目位からは右足でもシュートを決めれるようになりました。また、今シーズンでは以前にほとんど決められなかったフリーキックでのゴールも増えています。これは世界最高と言われるほどの選手でも、シーズンごとに課題を決めて、それを解決していることですね。

同じ事はサラリーマンにも言えるのではないでしょうか?
多くの企業で、年ごとの目標管理といった制度を取り入れていると思いますが、ここに現れないものでも何か個人ごとに課題を決めていたりしないでしょうか?

スポーツにかぎらず、他のチームメンバーの顔ぶれや、外部環境の変化などによって、課題は変化していきます。チームリーダーは各メンバーの長所・短所などを考慮しながら、フォーカスを変えていくことで、チームのパフォーマンスを上げ、また、各人のモチベーションを保つことができるのではないでしょうか。これは、個々のメンバーの責任でもありますが、チームリーダーが上手く導いてあげることでもあります。


この記事はトロント大学のロットマンスクールの"Refocusing important on and off the court, says new study."を参考に書きました。


(文・絵: やまざきしんじ)
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